続100名城、今日紹介するのは栃木県です!
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唐沢山城
唐沢山城は関東一の山城と称されるお城で、佐野市街地の北方約5キロメートルの唐沢山の山頂に本丸が築かれた、関東七名城の一つに数えられるお城です。
上杉謙信の侵攻で度々落城するも、城主である佐野氏15代当主佐野昌綱は降伏と離反を繰り返し、佐野氏の存続を図りました。
関東七名城
関東地方にあった城のうち、以下の七つのお城を指したものです。いずれの城も天守は現存していません。
- 川越城(河越城)(埼玉県川越市)
- 忍城(埼玉県行田市)
- 前橋城(厩橋城)(群馬県前橋市)
- 金山城(群馬県太田市)
- 唐沢山城(栃木県佐野市)
- 宇都宮城(栃木県宇都宮市)
- 多気城(茨城県つくば市)あるいは太田城(茨城県常陸太田市)
唐沢山城 アクセス
佐野駅から車で20分
唐沢山城 スタンプ設置場所
唐澤山神社社務所
殺生石
殺生石@栃木県那須町
那須に残る九尾の狐伝説。正体が見破られ石となってからも毒を出し人々を苦しめた九尾は僧侶によって3つに割れ方々へ飛んで行った。ー
日本にはあと2箇所殺生石があります。
ちなみに近づいても今は毒が出てないので大丈夫です。pic.twitter.com/U6VefWQuBq— 全日本旅オブザイヤーBot (@Of_tYear_bot) 2018年12月17日
殺生石は、栃木県那須町の那須湯本温泉付近に存在する溶岩です。付近一帯の名称は殺生石園地で、九尾の狐伝説の地でもあります。
現在は観光客が多く訪れる観光名所となっていますが、付近一帯には硫化水素、亜硫酸ガスなどの有毒な火山ガスが絶えず噴出していて、「鳥獣がこれに近づけばその命を奪う、殺生の石」として古くから知られています。(ガスの噴出量が多い時は立ち入りが規制されておいます)
鳥羽上皇が寵愛した伝説の女性で妖狐の化身である玉藻前が、正体を見破られ逃げた後、この地で討伐され毒石となったという伝説があります。
鳥羽天皇
平安時代後期の第74代天皇。5歳で即位し、子の崇徳天皇・近衛天皇・後白河天皇の3代28年に渡り院政を敷いた。
玉藻前
玉藻前(たまものまえ)鳥羽上皇の寵姫であったとされる伝説上の人物。九尾の狐の化身であり、正体を見破られた後、下野国那須野原で殺生石になったという伝説がある。
鳥羽上皇に寵愛された皇后美福門院(藤原得子)がモデルになったとも言われている。
九尾の狐
中国神話の生物。9本の尻尾をもつ狐の霊獣または妖怪。
天界より遣わされた神獣であるとされる伝承がある一方、妲己や玉藻前のように美女に化身して人を惑わす悪しき存在としても語られる。
朝鮮やベトナムにも九尾の狐にまつわる伝承がある。