続100名城

【続100名城】御館の乱で景虎が自刃した悲劇の鮫ヶ尾城【新潟県】

続100名城、今日紹介するのは新潟県です!

【100名城】上杉謙信が居城とした戦国の巨大山城春日山城【新潟県】100名城観光、甲信越地方最後を飾るのは新潟県です!お城の情報だけを書いた時点で、新潟の観光地情報描かないとスカスカだな~と思っていたのですが、謙信公の色々な逸話を書いていたら止まらなくなってきた~!...

村上城

村上城は新潟県村上市にあったお城です。臥牛山(標高135m)の頂に築城され、歴代の村上藩主の居城でした。

城主であり、上杉氏の重臣であった本庄繁長が、上杉謙信の命を受け長尾藤景・景治兄弟を謀殺したにもかかわらず、これに対しての恩賞がなかったことに不満を抱き、武田信玄の要請に応じる形で上杉謙信に反旗を翻します。

1年に亘り籠城し謙信に抵抗を続けましたが、伊達氏、蘆名氏の斡旋(間に入って両方の者がうまくゆくように取りはからうこと)を受け入れ、嫡子である千代丸(顕長)を人質に出し、所領を一部没収されることで講和(交戦国間の合意で、戦争を終結し、平和を回復すること)を受け入れました。(本庄繁長の乱)

豊臣政権の五大老の一人、米沢藩の初代藩主上杉景勝は、本庄繁長の武勇を称え、「武人八幡」の称号を与えるとともに、竹に飛雀の紋所と上杉景信の名跡を継ぐ事を許しています。(紋所は上杉一門の山浦家以外は本庄家しか許されていない特権)

村上城 アクセス

JR羽越本線 村上駅から車で5分

村上城 スタンプ設置場所

村上市郷土資料館一階ロビー

高田城

高田城は新潟県上越市本城にあったお城です。

徳川家康の六男、松平忠輝の居城として天下普請によってわずか4か月で築城されました。しかし忠輝は大坂夏の陣への遅参などを咎められ改易されることになります。

高田城 アクセス

鉄妙高はねうまライン 高田駅から徒歩で30分

高田城 スタンプ設置場所

上越市立総合博物館

鮫ヶ尾城

鮫ヶ尾城(さめがおじょう)は、新潟県妙高市にあった上杉家配下のお城で、御館の乱で上杉景虎が自刃した悲劇のお城として有名です。

御館の乱
御館の乱(おたてのらん)は上杉謙信の死後、養子である景勝(長尾政景の実子)と景虎(北条氏康の実子)による後継者争い。

鮫ヶ尾城城主である堀江宗親は上杉景虎側に付き、関東への唯一の逃げ道となったこの城を経由して逃がすべく、景虎を城に引き入れるが、宗親は敵方へ寝返り、二の丸に火を放ち当人は退去。その後、総攻撃を受けた鮫ヶ尾城は落城、景虎は妻子共々自刃して果てる。

景勝は謙信の後継者として上杉家の当主となり、米沢藩の初代藩主となる。

鮫ヶ尾城 アクセス

北新井駅から徒歩で30分

鮫ヶ尾城 スタンプ設置場所

斐太歴史の里総合案内所(4月中旬~11月中旬)/神の宮温泉かわら亭(12月~3月)