ランサーズを利用して思ったこと≪受注者サイド編1≫
私はランサーズやクラウドワークスを利用してライティングのお仕事を受注していた経験が3年、発注者として利用した経験が3年程あります。
今回は発注者として気を付けていること、受注者として思ったことを記事にしてみました。
これは仕事を請け負うという意味では外注に限らず、上司からの指示でも共通することだと思います。
指示書は理解できなければ指示書ではない
お前の指示が悪いから、こっちが何度もやり直す羽目になるんだろー!!
私が指示書を書くときはできるだけ中学生でも理解し作業できるレベルに落とし込んで作成することを心がけています。
指示書を理解してもらえなければ、それは指示書でもなんでもないからです。
たまに、やたらと難しい表現を持ち出して来たり、抽象度が高い・ファジーな表現で指示書を出す人がいますが、頭が良いということをアピールしたいのか、自分に酔っているのか、指示書を書くのが苦手なのか…いろんな意味で理解に苦しむ時があります。
指示書の意図が読み取れない場合は認識の摺合せが必要になってくるため、「こういう認識であっていますか?」といった質問をしなければなりません。
精度の低い指示書のせいで、質問→回答 というラリーが生じてしまうのです。
時間の無駄です。
指示書やマニュアルは丁寧に作れば作るほど手間がかかります。しかしここの手間を惜しむと、後々の手間が増える(質問に都度回答しなければいけない)ので、結局自分の時間を取られることになります。
質問が出たところは分かり辛い所と言う認識をし、指示書をブラッシュアップしていくことが大切です。
何度もリテイクさせるような発注者とは縁を切ろう
発注内容と異なるものを納品しリテイクを喰らうのは致し方ないことですが、発注内容にないことを望んでリテイクをしてくる発注者がたまにいます。
私の元先輩(発注側)にもそういう人がいました。
私が元先輩に代わって記事の発注業務を行っていたのですが、納品後に「僕が考えていたのと方向性が違うんだよね~。」みたいなことを言い出してきやがったので、そういうことは発注段階で伝えないと修正は難しいですねと伝えたところ、「僕だったら何度でも修正するけど。」とぬかしました。
文字単価1円の文章で、何度も修正させるって…恐ろしい思考です。
ちなみに納品された記事を見る限り、発注内容を順守して記事が書かれていました。
ニュアンスや雰囲気が自分の思い描いていた物ではなかったのでリテイクという感じだったため、指示不足も甚だしいですし、お前の理想など知らんがなと思いました。ちなみにこういう発注者、イラスト系で特に多いですよね。
フリーランスのライター(イラストレーターなども)の場合、修正しないと報酬を貰えなんじゃないかという不安が過ると思います。
そして、しぶしぶ修正を受けた結果、発注者側もなんだやっぱり修正できるじゃんという悪い流れに…。
それは指示書に記載されていませんので、修正には追加報酬が発生します。ひとまずここまでの報酬をお支払くださいって言ってしまって良いと思います。
次の発注はないかもしれませんが、指示書にないことを何度も無料でリテイクさせるような発注者とは縁を切ったほうが精神衛生上おすすめです。(※あくまで文字単価1円の場合)
円満に仕事をするには認識の共有を徹底すること
とはいっても、せっかくの取引先を手放したくない気持ちも重々理解できますので、認識のずれ・修正を極力減らすために、以前もお伝えしたように早い段階での認識の摺合せをしておくことが大切です。