またまた、トラブル発生!
シロアリ業者さんが発見してくれた「台所排水だだ漏れ事件」のおかげで、中断してしまいましたが、ジャパンヴィンテージのグレコさんの続編です。
前回は、オリジナルのザグリで通常のシングルコイルがはまらないことが発覚したところまででした。
すでにピックアップは購入済みなので、ボディを加工するしかありません。
彫刻刀とノミでザクザクやることも考えましたが、ネットに画像をアップする以上はキチンとやろうと思い、ドレメルのルーターを使うことにしました。
しかし、あいにく外は雪なので、室内でやることにしました。
早速、ボディをギュインギュインと削りましょう!!
小型ルーターなのでブリッジをつけたままでイケるかと思いましたが、そう簡単にはいきませんでした。
台座があたって刃が届きません。
仕方がないので、ブリッジを外すことにしました。
ドライバーでちょっとまわしてみましたが、ビクともしません。
ペグろストリングスガイドを外す際、さび付いたネジが動かずにねじ切れて残骸がボディに刺さったままになっいる失敗があるので、ここは慎重に!
ペグやストリングスガイドは別穴でもいけますが、ブリッジのネジはそうはいきませんからね。
CRC-556(スプレー式潤滑油)をタップリ吹き付けて、1時間放置しました。
その後、ネジザウルスで挟み、ゆっくりと回すと、グズっとした嫌な感触が!?
6本中3本のネジがねじ切れてしまいました。
ブリッジは後回しにして、ボディを削ることにします。
旦那ぽん、ボディを削る
気を取り直して削り作業開始です。
小さいルーターなのでモーター音も電動ドリル程度ですから、室内なら夜間の作業も気になりません。
これなら、2階にいる嫁にんにもバレずに作業が完了できそうです。
しかし、モーター音よりも削れる音のほうが大きく、嫁にん登場!!
そうです!
我が家には、New掃除機(もらい物)のサイクロン君が来たので安泰なのです。
調子よく削り終わりました。
屋内の木工作業は、暖かくて快適です。
茶碗1杯分くらいの削りカスがでましたが、サイクロン君が全て吸い取ってくれました。
内部のシールド処理
シールドという単語は聞いたことがありますね。
ロボットアニメなので、「防御シールド発動!!」なんてやっているヤツです。
アニメの「シールド」は、適の砲撃から内部を守るガード壁を意味していますが、音響用語のシールドも同じ意味合いです。
導電性(電気を通す)物で音声信号回線を包み込みアースに接続することで、音声信号回線は外部からの攻撃(この場合はノイズ)から守られるのです。
キチンと製作されたエレキギターやベースのボディ内部には「導電塗料」が塗られていて、しっかりとシールド処理がなされています。
私は、毎回、アルミホイルにGボンドを塗って貼り付けています。
これで効果は充分ですし、何よりリーズナブルです。
ついでに、裏まで貫通していたトレモロアームのスプリング部分も、アコギのピックガードを切った端材にアルミホイルを貼り付けて誤魔化しました。
ハンダ付け
さて、いよいよハンダ付けです。
いつも忘れてしまうのが、ボリュームポットの足の配列です。
真ん中からINして、左右のどちらからOUTをとればいいのかが、いまだに覚えられません。
そんな時に役立つのが、先日製作した「導通チェッカー」です。
おかげで、ボリュームポットを背面からみて、右がOUT、左がアースと判明しました。
配線は、以下の順でつなげます。
ピックアップ → ボリューム(3回路) → スイッチ → OUT
若干、ピックアップの線が長すぎましたが、何とか、丸めて押し込みました。
ブリッジのネジ穴トラブルが手つかずなので弦は張れませんが、一応、電気部分は完成です。
オフホワイトのボディに白いピックガード、黒いピックアップとボリュームつまみが良いアクセントになっていて、カッコ良いです。