今日は、久しぶりにハンダ付け関連のお話です。
グレコのストラト再生記が部品待ちの状態だったのですが、やっと到着しました。
早速、再生に取り掛かろうと思うのですが、そのまえに「あると便利なアイテム」を製作したいと思います。
Contents
導通チェッカー
導通とは、配線などが「つながっている」ことです。
導通チェックとは「きちんとつながっているか」をチェックすることで、「しっかりつながっているか」ということと同時に「不要な所とつながっていないか」を調べる作業です。
導通チェックはテスターで行うのが一般的ですが、テスターには抵抗値、電流、直流電圧、交流電圧など様々な測定機能が付いているので。取り扱いが慣れていないと持て余してしまいます。
ましてや、ハンダ付け初心者にとってはブラックボックスに見えるでしょう。
そこで、初心者にも簡単に製作でき、取り扱いも簡単な「導通チェッカー」を製作してみましょう。
部品の調達
構造は簡単です。
電子ブザーと乾電池の間にテスター棒をハンダ付けするだけです。
時間がある時は、秋葉原の部品街をウロウロするのですが、最近の秋葉原は昔と人種が違うので、足を運ぶ回数が減りました。
今回は、部品の数が少ないので、全てamazonで通販しました。
電子ブザーは1,5V程度で動くもので探したところ、ELPA製のミニブザーにしました。
パッケージなど無い物なら、100円程度から販売されていると思います。
今回はワンコイン以下で買えたので、探す労力が省けたと思い妥協しました。
電池は単三電池1本で十分だったのですが、きちんとボックスになっている点とスイッチ付と言う点で、同じくELPA製のものにしました。
Amazonでは3個以上のセット売りでしたので、単品購入を考えている人は別の物を探した方がいいでしょう。
テスター棒は少々値段が張るので、導線をハンダメッキしたもので間に合わせても問題ないと思います。
これが、amazonでは最安値でした。
棒と反対側にはコネクターが付いていますが、そのままコネクターにハンダ付けしても良いですし、コネクターを切断して導線に直接配線しても良いと思います。
製作
今回は100均のコンパクトなケースに納めたかったので、テスター棒の柄の部分を半分にカットしました。
もちろん、そのままで使って構いません。
バッテリーボックスと電子ブザー黒線どうし(赤線でもOK)をハンダ付けします。
この際、黒(-)は黒とつなぐ(又は赤(+)は赤とつなぐ)ことを守ってください。
次に、繋いでいない線をそれぞれテスター棒にハンダ付けすれば完成です。
テスター棒の黒と赤の先端をくっつけてブザーが鳴れば成功です。
シールドの導通チェック程度なら、テスターを使わなくても、これで十分です。
フォン → ワニ口クリップ
特に無くてもかまわないのですが、全てを組み上げてからトラブルが発覚した場合に、ハンダ付け部分を外すのが面倒なので、事前にチェックするために作っておきした。
フォンジャックのホットとアースにワニ口クリップがついた線を取り付けただけなので、誰でも失敗無く作れると思います。
繋ぐ場所は、さっき作った導通チェッカーで確認すると失敗しないですみますね。
これを作っておけば、シールドコードをさしてアンプにつなぐことで、エレキギターの配線の確認やボリュームポッド、スイッチ類のガリ(接触不良)にチェックに役立ちます。
又、ストラトのセンターピックアップのように、3個のうちの1個が逆磁になっているものについても、簡単にチェックすることができますよ。
では、この2点を使って、明日からグレコのストラト再生記続編を再開しようと思います。