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2018年の締めくくり旅
11月になると、毎年恒例なのが「戌年夫婦の山じまい」です。
戌年夫婦家には、実家と共同所有している「別宅」があります。
場所は福島県の山奥なので、11月に入ると冬支度に行きます。
何しろ、スキー場まで歩いて行ける場所なので、冬になると豪雪地帯と化してしまいます。
そのため、上下水の水抜きやら、窓に断熱材を取り付けるなどの対策をとらないと大変な事になってしまいます。
室内に未開封の瓶ビールをケースごと置いて帰ったことがあったのですが、翌年には見事に破裂してしまい、エライ目にあったことがありました。
我々、戌年夫婦はスキー、スノボはやらないので、越冬準備というわけです。
いつもと違うルートで
毎回、東京方面から東北自動車道を使って福島へ行くのですが、今回はちょっと変わったルートで出かけようということになりました。
すると嫁にんが「ここへ行きたい」と言って、恐竜が掲載されたHPを見せてきました。
ならば、常磐自動車道で、いわきを経由して行こう!
ということで、「茨城 → いわき → 中通り」というルートになりました。
ミュージアムパーク茨城県自然博物館
ミュージアムパーク茨城自然博物館は菅生沼にあります。
ちなみに、ここの「菅生」は、サーキットがある菅生とは違います。
国際レーシングコースがある「スポーツランドSUGO」は宮城県にあるので、お間違いなく!!
周囲は畑や雑木林ばかりで、県道には「自然博物館入口」という交差点名と大きな看板がありますので、道に迷うことは無いと思います。
交差点を曲がれば、あとは道なりで到着します。
電車で行く場合は、最寄駅からバスと徒歩で25分かかりますので、小さいお子さんがいる場合はマイカーの方が良いと思います。
戌年夫婦は土曜日の10:30頃着いたのですが、家族連れが多いのに驚きました。
いくら「恐竜」をテーマにした博物館と言っても、「博物館」ですよ!
それなのに、入場者は小学校に入るか入らないかくらいのお子さんを連れた親御さんばかりです。
それもそのはず!
「ミュージアムパーク茨城自然博物館」はミュージアムとパークなのです。
博物館は敷地の一部に建設されていて、大部分は菅生沼を中心とした公園となっているのです。
この日は、11月と言っても半袖で過ごせるくらいのポカポカ陽気です。
1000台も収容できる駐車場は無料。
博物館は有料ですが、公園に入るだけなら無料です。
ですから、博物館に入らずに芝生で遊んだり、お弁当を広げる家族連れも多くいました。
又、未就学時は博物館の入場料は無料です。
このように、ミュージアムパーク茨城自然博物館は、小さいお子さんがいる家庭にとって、リーズナブルに休日を過ごすことができる、お勧めのレジャー施設と言えるのです。
博物館に入館してみた
戌年夫婦は芝生でお弁当を食べに来たのではないので、わき目も振らずに博物館へ!
順路の入り口には、巨大な「松花江マンモス」の骨格標本が展示されています。
進化する宇宙
更に進むと、最初のコーナーは「進化する宇宙」がテーマです。
ここでは、「恒星の一生」や「隕石の誕生から惑星成長」などのパネル展示や実際に落下してきた隕石の展示など興味深い内容が数多くありました。
特に面白かったのが、隕石を持ち上げる体験展示です。
嫁にんがトライしましたが、ビクともしませんでした。
私も、持ち上げることはできませんでした。
展示ブースを出て様々な古代生物の模型を見ながら、次の展示ブースの入り口へ向かいます。
ここでは地中から発掘された「堆積岩」や「変成岩」が展示されています。
石好きの嫁にん向けのコーナーです。
やがて、「蛍光石」のコーナーに来ると、嫁にんのテンションがMAX!!
スマホで撮影しまくりでした。
展示窓の下にあるスイッチを押すと、照明が暗くなって石がボヤ~と発光します。
その間に、必死で撮影する嫁にん!
かなり体力と集中力を消費したことでしょう!!
更に進むと、化石のコーナーへ移動しました。
小動物や植物の化石から、次第に大きな生物の化石となっていきました。
すると、何やら子供のはしゃぐ声が聞こえてきました。
地球の生いたち
平成29年3月にリニューアルされた『恐竜たちの生活』というジオラマ展示を中心とした恐竜コーナーです。
2体の恐竜模型は脚こそ動きませんが、身体の動きはリアルにできていて中々見応えがありました。
ただ、お子さんの奇声が非常にヘビーで、展示物以上に圧倒されてしまった戌年夫婦は、早々に退散しました。
次のコーナーは生物の進化のようです。
見慣れた動物の剥製や模型が展示されています。
その途中で、ちょっとした小部屋があり、「シーラカンスコーナー」になっていました。
自然のしくみ
シーラカンスブースを出ると、現代に生きる森や水中生物の展示になります。
剥製や模型を使ったジオラマがあり、その先にはフクロウやタヌキのカットモデルが展示されていました。
今まで、機器類のカットモデルはいくつも見ましたが、生き物の場合は少々複雑な心境で見てしまいました。
その先のには、小部屋がありDNAや細胞の作りについて展示してありましたが、なんだかよくわかりませんでした。
その他の展示
その先には、昆虫や蝶、小動物の剥製コーナーや化石の展示、茨城県の地質コーナー、海洋生物コーナーなど、紹介しきれないほど数多くの展示がありました。
2019年1月27日までは『第73回企画展くだもの展』が開催されています。
最後に
いかがでしたか?
ミュージアムパーク茨城自然博物館の展示内容は非常に充実しているので、一度は足を運んでみることをお勧めします。
入館料も大人530円(企画展階催時740円)、小学生以下は無料(小中学生は通常時100円、企画展階催時140円)と手ごろですし、博物館に入らなくても公園なら無料で1日楽しむことができますよ。
ミュージアムパーク茨城県自然博物館へのアクセス
【車利用】
常磐自動車道谷和腹I.C.から20分
圏央道坂東I.C.から25分
【鉄道・バス】
東武アーバンパークライン愛宕駅下車
茨城急行バス「岩井車庫行き」自然博物館入口下車徒歩10分
つくばエクスプレス・関東鉄道常総線守谷駅下車
関東鉄道バス「岩井バスターミナル行き」自然博物館入口下車徒歩5分