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【福島県お勧め観光スポット】江戸時代にタイムスリップ【大内宿】

こんにちは、旦那ぽんです。

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今日も、お盆前にでかけた福島の旅シリーズです。3回目は「大内宿」です。

大内宿とは?

大内宿は、南会津の山中にある江戸時代からある会津西海道の宿場です。全長450mほどの道を挟んで左右に茅葺き屋根の民家が立ち並んでいて、現在でも当時の雰囲気を残した人気の観光スポットです。

15年ほど前に、茅葺き屋根がトタン屋根に張り替えられた民家が多くなり、景観を損なった時期がありました。屋根のメンテナンスが大変だったのかもしれません。

しかし、現在はトタン屋根から茅葺き屋根に戻された家が多くなり、江戸時代の面影が復活しました。確かに、江戸情緒豊かな宿場街の民家がトタン屋根では、ウリが無くなっちゃいますからね。

ちなみに、住民の方々は茅葺き屋根の家に住んでいるわけではなく、その裏に普通の住宅を建てて生活なさっているようです。その状況は、土曜日の夕方のテレビ番組で放送していました。

大内宿の名物は、ネギを箸替りにして食べる「高遠そば(通称:ネギそば)」です。

戌年夫婦と大内宿

戌年夫婦は、付き合い始めて間もない頃に、一度だけ大内宿に来たことがありました。その頃の大内宿は、今とは比べ物にならないほど知名度が低く、人気がない観光地でした。

噂では「茅葺き屋根が立ち並ぶ時代劇のような風景」ということだったので期待していたのですが、いざ着いてみると、屋根はトタン張りがほとんどで、数件ほど茅葺屋根が散在しているという何とも味気ない状況。

入場料は取られませんでしたが、駐車場が400円。それで、トタン屋根ですから、かなりガッカリしました。


ネギそばも、大根おろしと鰹節がかかっている冷やソバで先の曲がったネギが付いてくるだけで1,200円もするので、食べずに帰ってきました。そのころはまだ若かったので、旅の思い出のために投資するという発想を持てなかったということですね。

いきなり大人気の大内宿

それから数年が経ち、大内宿がテレビの旅番組で紹介されることが多くなりました。(戌年夫婦も、福島県の特集番組があると、ついつい見てしまいます。)

すると、急激に観光客の数が増え始め、現在では戌年夫婦が始めて出かけた時の3倍近くまで増加しているようです。

戌年夫婦は「塔のへつり」にでかける時に「国道121号」を使うのですが、大内宿が混んでいる時は大内宿から国道までの5~6kmくらいの山道を車が大渋滞しているほどです。酷い時は、国道まで渋滞が伸びていました。

15年ぶりの大内宿

さて、大内宿に良いイメージがなかった戌年夫婦ですが、台風13号のおかげで塔のへつりがガラガラだったので、ひょっとしたら大内宿も空いているかなぁと期待して立ち寄ってみたのでした。

15年ぶりに来た大内宿は、茅葺屋根が復活していて嬉しい限りでした。更に、ご覧のとおりの人出なので、ゆったりと観光ができます。


ゆっくりと左右の店舗を見ながら、奥へと進んでいきます。
台風が接近中なので閉店している店も目立ちます。


ひときわ広い土地で、大きな建物があります。
江戸時代初期に建てられ、会津藩の藩主が参勤交代の際に利用した大内宿本陣だそうで、現在は大内宿町並み展示館として使用されています。

街並みを奥まで進むと山があり、山の上には、趣にあふれた「やしろ」が見えます。



「子安観音堂」というのだそうで、案内板だけが新品で違和感がありました。


上ってきた石段を振り返ると、茅葺屋根の民家群を上から見ることができ、良い景色です。


では、戻って大内宿の入口にある「三澤屋」さんで高遠そばをいただくことにします。

初めての高遠そば

三澤屋さんの高遠そばは有名らしく、混んでいることを覚悟して入ったのですが、こちらも台風のおかげで、いい感じの混み具合でした。


高遠そばとネギの天ぷら、それから柿シャーベットを注文しました。

箸の代わりにネギを使って食べるというものなのですが、ネギが2本でてくると思ったら大間違い!「し」の形のように先が曲がったネギが1本ついてくるだけで、ネギで挟むのではなくネギにそばをひっかけて食べるのです。

この曲がったネギは、高遠そば専用に【わざと曲げて作ったネギ】で、成長過程の段階で斜めに植え直すのだそうです。

「薬味を添えなくても、ネギをかじりながらそばを食べることができるように」と会津人のおもてなしの心で作られたそうなのですが、それにしても食べにくい。

曲がった部分が残っているうちは良いのですが、ネギをかじってしまうと「1本の棒」になってしまうので、罰ゲームのように食べにくいです。


でも、そばはとっても美味しいです。
コシがあって、そばの1本1本がしっかりしているので、久々に美味しいそばを食べたという満足感が味わえました。

ネギの天ぷらも始めて食べましたが、シャキシャキした中に甘味があって、こちらも美味しかったです。


柿のシャーベットは、本物の柿がシャーベット状になっていて、こちらも新しい食感でした。


この3品は、戌年夫婦のイチオシです!!

大内宿へのアクセス

【郵便番号】969-5207
【住 所 】福島県南会津郡下郷町大字大内字山本
【電話番号】0241-68-3611(大内宿観光協会)
【営業時間】8:00~17:00(定休日なし)
【URL】http://ouchi-juku.com/

大内宿 裏情報!!
大内宿へ向かうメジャーなルートは国道121号から山道を上がっていくのですが、5月のGW、8月のお盆時期、秋の紅葉シーズンはド渋滞になります。しかし、反対側の会津若松、会津美里町方面(大内宿こぶしライン方面)から上ってくるとガラガラです。大内宿手前の駐車場も、意外と空きがありますし、無料です。
ただし、大内宿からちょっと距離があるのが難点です。でも、渋滞よりは、はるかに短時間で到着できますよ。

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