おはようございます。旦那ぽんです。
昨日に引き続いて【福島シリーズ第2弾】です。
塔のへつりとは?
塔のへつりの「へつり」は、会津の方言で断崖を意味します。
その断崖にいくつもの塔のような岩が並びたっていることから、「塔が立ち並ぶ断崖」という意味で【塔のへつり】と呼ばれるようになりました。
渓谷に流れる川は南会津地方を流れる「大川」で、大川羽鳥県立自然公園の一部となっているだけでなく、国の天然記念物にも指定されています。
アクセスは、会津鉄道の「塔のへつり」駅から徒歩で数分なので便利です。駅は無人駅で良い感じの雰囲気(写真を撮っていませんでした・・次回、出かけた際にUPします。)なのですが、単線なので電車の本数は少なそうです。
駅を降りた左右には林を切り開いたと思われる駐車場(お盆などのシーズン中は有料)があり、自動車でも行くことができます。
駅からの1本道を下っていくと、おみやげ屋さんが駅前ロータリーのようにぐるっと立ち並んでいて、それぞれの商店の駐車場スペースもあります。シーズン中でも、運よくコチラに駐車できれば無料です。
塔のへつりは入場は無料で、いつでも見学することができます。紅葉の時期がお勧めですが、個人的には青々とした新緑の季節が好きです。
2018年8月9日(雨)
台風13号が関東地方から北上して東北地方へ移動している最中。
よせばいいのに、福島へ旅立つ戌年夫婦。
しかし、行く先々に大雨、大風はありません。小雨がパラパラと降ったりやんだりを繰り返す程度なので、傘が無くても大丈夫。
午前中に「とんこつらーめんHAjiME」をいただいて、そのまま、塔のへつりへ直行しました。
お盆前で台風が北上中ということもあって、ほぼ貸切状態で大ラッキーです。
これなら、お土産屋さんの駐車場も空いていると思い、県営駐車場には目もくれず、一気に下まで降りました。思った通り、ガラガラです。
塔のへつりのお土産屋さん
塔のへつりは、お土産屋さん広場から下ったところにあります。
「くの字」に曲がった先にも、芳賀商店というお土産&お食事処があります。
ここでは、なんと!
ペットボトルに入った、生きた「まむし」が売られています。
数日間、餌を与えないでお腹の中の消化物を出し切ったら、焼酎に漬けるのだそうです。
ちなみに、この写真は昨年取ったものなので一般の方々が写っていますが、当日は、誰もいない貸切状態でした
その他にも、芳賀商店では、イナゴの佃煮や山菜の漬物、漆塗りのお椀や箸など数多くのお土産が売られています。入口すぐ左側には、佃煮や漬物の試食コーナーがあり、そこでは味噌汁もサービスしてくれます。
数年ほど前までは、おばあさんがいて「味噌汁飲んでって~」と東北なまりが混ざった言葉で優しく声をかけてくれたのですが、最近は姿が見えないので心配です。
さて、数あるお土産の中で、戌年夫婦が毎回、買って帰るのが、芳賀商店オリジナルの「からしにんにくみそ」です。
ニンニクの臭いが強烈で、輪ゴムで密閉されているにも関わらず、帰りの車はニオイまみれになります。それ以上に強力なのが、唐辛子の辛さ!!辛い物が好きな私でさえ、ビリビリするので直接舐める気になりません。
これを、ラーメンに入れると最高!!
会津名物の馬刺しにもピッタリです。
塔のへつり観光
芳賀商店より更に下ると、川にかかる橋が見えてきます。橋脚が無い吊り橋になっていて、川の向こう岸まで渡れるようになっています。
橋の上には、塔のような岩がいくつも立ち並んでいるのが見えます。これが、塔のへつり(塔のような岩が立ち並んだ断崖)です。100万年もの長い期間にわたって浸食と風化によって作り出されたもので、まさに自然の造形美と言える景勝地です。
坂を下りきると、吊り橋のたもとに着きます。橋の支柱はコンクリート製ですが、橋自体は木製なので趣がある橋です。しっかりした作りですが、所詮、吊り橋なので、人が歩くと上下に揺れます。
ですから、82.4kgの旦那ぽんが渡ると結構揺れるので、絶叫マシーンが嫌いな嫁にんは渡ることができません。過去に何度もここへ来ましたが、嫁にんが橋を渡りきったのは1回だけです。
この日も、4~5歩踏み出して、戻ってしまいました。
橋を渡って向こう岸へ着くと、右側の岩のエグレ部分へ行くことができます。奥のエグレ部分はちょっと深くて、「トリック」のロケに使えそうです(ちょっと古い?)。
でも、よく見て下さい。
手前(左側)の削れた部分を歩いて行くのですが、手すりも柵もありません。戻る人と鉢合わせになって足を滑らせたら、下の川へドボーンです。そうなると、周囲は崖だらけなので、簡単には上陸できません。今まで、落ちた人はいないのでしょうか?
更に左手を見ると「立入禁止」の看板があり、その向こうには錆びた梯子を横倒しにしたような通路の残骸があります。昔は、そこに板を渡して観光通路にしていたのだと思いますが、錆びた骨組みだけが残っていて不気味です。
景観を楽しむ観光地であるならば、このようなものは撤去すべきではないかと思うのですが、どうでしょうか?
そこさえ見なければ、きれいな景色なんですけどね。
塔のへつりへのアクセス
【郵便番号】969-5204
【住 所 】福島県 南会津郡下郷町 弥五島下タ林5316
【電話番号】0241-68-2920(下郷観光案内所)
【営業時間】自由(24時間OK)
【URL】 http://www.aizu-concierge.com/map/spot/10115/
さて、この明日は福島県の人気スポット「大内宿」です。