【前回のお話】
ブラック企業社長の本性がついに…
今回の私、ブラック企業で働いていましたシリーズは、タイトルの通り社長がご乱心したという話です。
暴言なども十分ご乱心なのですが、今回はいわゆるセクハラです。
自称フェミニストで、女性に優しい社長というイメージを徹底していたように思えるのですが、酔っぱらって本性が表れたようです。(女性スタッフみんなで一緒に帰るのも、帰宅途中何かあったら大変という思いから一斉帰宅だったらしいです(何か問題が起きた際には自分は対策をしていた良い社長ですというのをアピールするための予防線だった可能性も否めませんが))
クリスマスに起きた惨劇
それは、スタッフたちのクビラッシュが始まる少し前の事。
クリスマスの日に事件は起きました。
その日はクリスマスだからかアルコールも出され、社長はいたく上機嫌になっていました。
隣に座っている女の子(多分漫画アシスタントが餌食になっていた)に絡み出していて、「やべー社長酔ってない?」という状況だったのですが、部長も課長も何もできません。ただただ困った顔で話に相槌を打つだけ。
多少は助けようと試みるのですが、社長の機嫌を損ねるわけにはいかないので、ここの男どもはマジで役に立たねえな!という。
この日はクリスマスということもあってか、日中は出社してこない社長の弟分も来ていて、社長をどうにか抑えようとしてくれてはいました。
が、弟分でも社長の暴走は止めることができず…。
給湯室で泣いている新人
しばらくして酔っぱらった社長が帰る(弟分と部長が送って行った)ことになり、片付けが終わったら女性スタッフも帰っていいよということになったのですが、新人の子(喫煙新人女子とします)が給湯室で泣いていて、女上司が事情を聞いているではありませんか…。
喫煙新人女子:新人さんなのに自席で喫煙しちゃう人。課長に懐く。
喫煙新人女子と女上司は仲が良くなかったので、敵対しているはずの女上司が親身に話を聞いている状況に、誰かと何かあったなということは一目瞭然です。
そしてその日以降、喫煙新人女子が出社することはありませんでした。
その後、女上司から軽く事情は教えてもらいましたが、酔った勢いで何してんだおっさんという思いしかありません。(喫煙新人女子とは慰謝料を払うことで一応の解決はしたようです)
ちなみに当初社長の餌食になっていた漫画アシスタントですが、彼女は絡まれても適当にいなしていたようです。故に喫煙新人女子に魔の手が向かったのでしょう…。
魔の手は女上司にも…
会社を辞めることをみんなで決めた時に教えてもらったのですが、女上司も入社当初目を付けられていたことがあったようです。
また、漫画アシスタントも手を出されたということは無かったようなのですが、社長から好意を寄せられており、奥さんに疑われてているような気がすると本気で困っていました。
これまで何が起きても穏便に、穏便に…ということでやり過ごしてきた会社でしたが、もう辞めよう、みんなで辞めちゃおう!と決めたときに、
ということを社長に言ったら、
みたいなことを言いやがったのであっ!こいつ根っからの屑!ということを再認識することができました。
ブラック企業だけが職場じゃない!
お金のため、生活のため、次に仕事が見つかる保証がない…。
そんな思いでこのブラック企業で働いてきましたが、罵声を浴びせ続けられる会社なんて普通じゃありません。社長が平気でセクハラをするなんて普通じゃありません。
今、仕事で悩んでいる方、困っている方。
職場はそこだけじゃないです。今が地獄みたいな職場なら次の職場でもきっと頑張れます。
なかなか辞めさせてもらえないなら、退職代行というサービスを提供している会社もあります。
出社なしで辞められる「退職代行」話題に
毒素が抜けた課長
ある日、女上司がクビになった課長と街中で再会したそうなのですが(家が近所)、給料は半分以下になったけど、辞めて良かったと言っていたそうです。
多分それは強がりではなく本心だったと思います。
課長は、新築一軒家を購入したばかりのときにクビになっているので、給料が激減したのはかなりの痛手だったと思います。それでも、辞めて良かったと。
課長とは普通の会社で出会えていたらここまで嫌いにはならなかったかもしれませんね…。