ジャックの付け替え
今日から、電気系統のリペアです。
現在、アンプに繋いでも全く音が出ないので、まずは年代物のフォンジャックから交換します。
ここは、新規購入したハンダ吸い取り線の出番です。
これは、キレイに吸い取れました。
ハンダがなくなったジャックに付いている線を引っ張っただけで線が外れましたから、完璧に吸い取ってくれたようです。
新しいジャックを取り付けるにあたって、ペグに合わせてジャックプレートも手持ちのブラックプレートに交換しました。
1980年代には、こういうブラックパーツが流行ったんですけど、最近はあまり見かけなくなりました。
プレートにジャックを取り付けて本体に固定したのですが、いざシールドを差しこんでもカチっとした手ごたえがありません。
よくあるんですよ、こういうの!
ジャックのバネ部分(ホット側)が本体のザグリに当たって動かない状態になっているのです。
要するに、ジャックが奥へ入りすぎているので、ジャックにはめているワッシャーを取るか、プレートを止めるネジを数ミリ程度、外側へずらして開け直せば解決します。
今回は、ジャックに噛ませてあったシムを外して、何とか解決しました。
イヤな予感・・
さて、肝心のスイッチとボリュームポッドの交換です。
その前に、テスターを当ててピックアップの導通チェックをしてみます。
すると!?
反応しない!
買ったばかりのテスターなので、使い方が間違っているのかもしれません。
何せ、3個付いているピックアップが、どれも反応しないのですから・・
とりあえず、一番怪しいスイッチを交換することにします。
交換用のスイッチをセットしてみましたが、ネジ穴が合いません。
現在の規格とは、サイズが異なっています。
穴を開け直すことも考えましたが、手持ちに何枚もピックガードのストックがあるので、ピックガードを交換することにしました。
ついでに、ピックアップカバーが黄ばんでいて、よく言えばヴィンテージ感にあふれたと言えますが、なんだか古臭くもあるので、これもブラックに交換しようと思います。
ピックアップを外していると、何やら丸い金属の棒が落ちていました。
なんだ?
どこから外れたんだ?
と思って手元を見ると、ピックアップのポールピースが1本ありません。
何で、こんなに簡単に外れるの?
と思って刺しなおすと、アッサリと抵抗なく入りました。
そんなバカな・・
そう思って、他のポールピースを引っ張ってみると、簡単に外れました。
もしや、テスターでチェックしたときに反応しなかったのは、ピックアップがNGだったからでは?
一番、楽しみにしていた『昭和の音』が聴けないの??
後で、アンプに直結して確認することにして、ピックガードにピックアップを取りつけましょう。
まず、ピックアップカバーをブラックに交換します。
と思って異変に気が付きました。
ピックアップの大きさが違う!!
まず、厚さが違うので、ピックアップカバーに入り切らない!
更に横幅も違うので、ネジが片方はまらない!
他のピックガードに換えても、結果は同じです。
ここでも、昭和のジャパン規格が適用されていたのでした。
新たにピックガードを作る気力はないので、オリジナルのピックガードに戻すことにしました。
幸い、スイッチの旧ネジ穴部分までスイッチのスライドストロークを削って拡張すれば、新規にあけるネジ穴も気になりません。
これで、ピックアップの線を付ければ、ボリュームポッドの交換で完了だ!
ピックアップが!!
配線する前に、ピックアップのチェックです。
ジャックから来ている線を外してピックアップに付けてみます。
ウンともスンとも言わない・
・
しかも、3つのピックアップが全部無反応です。
なんと!
ピックアップが3個ともNGです!!
どうりで、買ってきた状態でアンプに繋いでも、キレイに無音だったわけです。
よくよく考えてみれば、スイッチやボリューム、ジャックなどがNGな場合でも、ガリガリとかブーという雑音くらいは出るはずですからね。
さて、そうなったら、オリジナリティは完全に無視です。
新規のピックアップを搭載です!
でも、さすがにここまできてピックアップが原因だったとは思わなかったので、今日は燃えつきました・・