100名城観光、北海道・東北エリア最後を飾るのが福島県です!
2018年は戊辰戦争終結から150周年を迎える節目の年です。
100名城に選定されている三つのお城はいずれも戊辰戦争の舞台となっています。
二本松城
福島県二本松市郭内にあるお城で別名、霞ヶ城・白旗城と呼ばれます。霞ヶ城公園として日本さくら名所100選に選定されいて、桜の名所としても有名です。
慶応4年、戊辰戦争では奥羽越列藩同盟に参加して新政府軍と戦ったが僅か1日の戦闘において落城し(白河口の戦い・二本松の戦い)、建物はすべて焼き払われてしまいました。
この時、守備についていたのが二本松少年隊と呼ばれる少年兵で、その多くが戦死しています。
二本松少年隊
幕末の二本松藩において戊辰戦争に出陣した12歳から17歳の少年兵部隊のこと。(会津藩の白虎隊と違い当時は隊名がなかった)
奥羽越列藩同盟
奥羽越列藩同盟戊辰戦争中の慶応4年に薩長中心の新政府の圧力に対抗するために結成された。
二本松城 アクセス
JR東日本東北本線二本松駅から徒歩約20分で内城入口、入口から本丸まで徒歩約15分
二本松城 スタンプ設置場所
二本松市二本松市歴史資料館受付窓口、JR二本松駅内観光案内所
会津若松城
会津若松城は、福島県会津若松市にあるお城で、地元では鶴ヶ城呼ばれますが、同名のお城が他にあるため、地元以外では会津若松城と呼ばれることが多いです。
戊辰戦争では会津藩は新政府軍との戦いにおいて1ヵ月も籠城に耐え、板垣退助勢に薩摩の援軍の助けをかりても遂に城は落ちなかることはありませんでした。(その後開城)
2001年に本丸内の干飯櫓と南走長屋が木造で復元されています。
会津といえば白虎隊が有名ですね。
白虎隊
会津戦争に際して会津藩が組織した、16歳から17歳の武家の男子によって構成された部隊。幕末の会津藩が組織した部隊には他に玄武隊、朱雀隊、青龍隊などがある。
一般に白虎隊は若松城周辺の火災を目にし落城してしまったと誤認して悲観し、自刃を決行したと言われています。
会津若松城 アクセス
JR会津若松駅より路線バス市内4コース、芦の牧、年貢町経由高田・永井野行きなどに乗車し鶴ヶ城西口下車
会津若松城 スタンプ設置場所
天守閣内売店
白河小峰城
白河小峰城は福島県白河市にあるお城で、盛岡城、会津若松城とともに東北の石垣造の三大名城と称されています。
白河小峰城は戊辰戦争で奥羽越列藩同盟軍と新政府軍との激しい攻防の舞台となり、大半を焼失し落城しました。(白河口の戦い)
2011年3月11日に発生した東日本大震災により石垣等が崩壊したため、三重櫓も含め本丸は立入禁止となっていましたが、2015年4月19日に小峰城復興式が開催され復興式終了後に入城可能となっています。(石垣復旧工事は復旧対象15箇所のうち、現在までに14箇所が完了しています)
なんと明日、10月14日(日曜日)に、小峰城跡石垣見学会を開催されるそうです!普段見ることができない、帯曲輪門跡から矢ノ門跡に至る、帯曲輪内(旧バラ園)から石垣の復旧が完了した本丸西面、北面等を見学することができますよ!詳しくは、小峰城跡石垣見学会のページでご覧ください。
白河小峰城の石垣修復状況は白河市のHPをご参照ください。
白河小峰城 アクセス
JR東北本線 白河駅から徒歩約10分
白河小峰城 スタンプ設置場所
白河市白河集古苑、JR白河駅内観光案内所