こんにちは、旦那ぽんです。
現在、父親の通院に付き添って近所の病院の外来に来ております。
というのも、昨日、父親が体調を崩したため、救急車に乗って緊急搬送されました。
昨日は帰宅できたのですが、体調不良が続くので通院した次第です。
あ・・
決して重篤な事態や深刻な話ではないので、気楽にご覧になって下さいね。

父親の搬送
私の父親は高齢なので、いわゆる初期の痴呆症を患っているのですが、その割には、受け答えがしっかりしてるので、日常会話には困りません。
又、ギリギリですが、歩行もできているので、そういう点でも助かっています。
しかし、慢性的なめまいや断続的な頭痛に悩まされ、不定期で「ふらついて立てない」ということを口にしていました。
そんな状態が数年も続いていまして、これまでに耳鼻科、心療内科、メンタルヘルス科、脳神経科など、数多くの病院にお世話になりましたが、いずれもスッキリした診察結果をいただけませんでした。
ここ数年は、食も細くなってきています。
又、暑いのに寒いと、わけが分からないことを頻繁に口にします。
それらが重なって、デイサービスにも出かけなくなり、筋力が落ちてきて、日に日に歩行が困難になってきました。
とうとう、昨日、めまい、頭痛、ふらつきで立てなくなり、救急車を呼ぶことになりました。
緊急搬送された病院で父親が診察を受けている間、私と母親は廊下でまっていました。
診察が終わり病室へ通されたのですが、横たわっている父親には、左手に点滴の針が刺さっています。
しきりに「寒い・・寒い・・」を連発してますが、上掛けは足もとでグシャグシャになっています。
「寒かったら上掛けをかければ」と言って、かけようとしたら「暑いからいい」と拒む始末。
まったく、わけがわかりません。

しかし、30分ほどしたら、父親の禿げた頭皮に赤みがさしてきました。
点滴で血の巡りが良くなってきたようです。
すると、「寒い」ということは言わなくなりました。
さらに「おしっこがしたい」と言い出しました。
どうやら、今まで脱水で干からびた状態だったようです。
点滴によって水分がいきわたってきたのでしょう。
更に、ブーブーとおならが出るようになり、腸も動き始めたようです。
やがて、「大きいほうがしたい」と言い始めて(日ごろ、ろくに食べていなかったので出ませんでしたが)、みるみる回復してきました。
搬送された病院では血液とCT検査をしましたが、生命の危険に及ぶ緊急な症状がないとのことで、点滴の終了とともに帰宅となりました。
結局、点滴1本で治療は終了。
いわゆる、お年寄りにありがちな熱中症だったようで、父親の場合は慢性化しているのだと思います。
寒くて暑いという奇妙な症状も熱中症からくるものなのか、食事が摂れないからエネルギーがないので身体の芯が冷えているにも関わらず、周囲の気温が高いので身体の表面は温度が高かったせいなのかは分かりませんが、とりあえず症状は改善されました。
ちなみに救急隊の人も、搬送する際に「この部屋はちょっと暑いですね」と言っていました。
ご高齢の方やその家族の方は、テレビの「お年寄りが室内で熱中症」というニュースは他人ごとではないと思ってください。
私は両親と同居していないため、室内の温度管理まで目が行き届かなかったので、このような事態になったことが残念です。

ポカリスエットは飲む点滴
さて、診察の順番が回ってきました。
担当の先生にこれまでの経緯を報告したところ、その中で出てきた話に「点滴で血行が良くなったと言っても、ポカリスエットを1本飲んだのと同じことですからね~。」という発言がありました。
そういう話は、以前、私もお医者さんから聞いた事がありました。
但し、どのお医者さんもポカリスエットは勧めるのですが、アクエリアスの名前は出てきません。
どっちも同じようなイメージがありますし、個人的にはポカリスエットは甘いのでアクエリアスの方が好きなのですけれど、何かが違うのだと思います。
この続きは後で考えるとして話を戻しますが、先生の診断では暑さで胃の調子が悪くなったことと脱水状態が重なって栄養不足になっているようなので、胃腸の治療をしながら様子をみましょうとのことでした。
その後、点滴を打ってもらい帰宅しました。
ポカリスエットとアクエリアスの違いって?
先ほどのお医者さんはポカリスエットは勧めるが、アクエリアスの名前は出てこないという件について考えてみましょう。
まず、両者の成分を比較しますと、共通して含まれている成分にはビタミンCや乳酸Ca、塩化K、乳酸Caなどがあります。
次に、それぞれの成分の違いを比較してみます。
ポカリスエットだけに含まれている成分には、砂糖、食塩、果汁、アミノ酸などがありますが、アクエリアスだけに含まれている成分にはアルギニン、クエン酸Na、甘味料、リン、ロイシンなどがあります。
この結果を見ますと、ポカリスエットの方が自然に近い成分が多く、アクエリアスの方がケミカルな印象です。
ここで、ポカリスエットの公式HPから面白い情報をゲットしましたので、かいつまんでご紹介します。
ポカリスエットの開発者はメキシコで入院した時に、手術を終えた医者が点滴をゴクゴク飲んでいるのを見て「飲む点滴」を思いついたのだそうです。
そこで開発者の人が帰国後に、点滴が飲み物として美味しく飲めるようにと開発されたのがポカリスエットなのだそうです。
まさに、飲む点滴ですね。
このように、ポカリスエットは人間の体液に近い成分で作られているということなのです。
これに対してアクエリアスには、クエン酸やアルギニンが配合されているので、疲労回復や血流改善に効果があります。
つまり、ポカリスエットは体力が落ちているときに脱水状態にならないように、すぐに水分を補給する時に有効な補水液で、アクエリアスは激しい運動の跡の水分補給に向いているということだと思います。
ポカリスエットもアクエリアスも熱中症予防の水分補給にはピッタリですが、熱中症になってしまったら、ポカリスエットがお勧めということになります。
では、まだまだ暑い日が続くと思いますが、こまめな水分補給で熱中症には気を付けて過ごして下さいね。