足かけ3ヶ月の治療が終わりました
3月から開始した放射線治療が、令和に入ってやっと終了しました。
合計で36回の治療でした。
今年のGWは10連休だったので、その間の治療はどうなるのかと思いましたが、平成最後の日と令和元旦は、急患受付で手続きを済ませて無事に終了しました。
かかった費用は?
国民健康保険なので3割負担でした。
初回は検査等で2万円近くかかりましたが、放射線治療が開始されると、1回あたり5,620円かかりました。
まともに支払うと総額で20万円以上になりますが、きちんと健康保険税を納付していれば、『高額療養費制度』があるので、一般庶民はそんなに大きな負担を強いられることはありません。
ネットでは、前立腺がんの放射線治療費は総額で150万円かかるという記事を掲載しているサイトも見受けられますが、私の場合は15万円程度で済みました。

自己負担限度額を超えた医療費は、病院の会計窓口で支払いが免除されますので、一時建て替えの必要もありません。
高額医療費制度の適用を受ける場合は、事前に市区町村役所で『限度額適用認定証』を交付入してもらい、病院の窓口で保険証と一緒に提示する必要があります。
しかし、手続きをしなくても、後日、払い戻しを受けることもできます。
ただし、実際に還付されるまでには3か月以上かかりますので、現在、治療中の人でも速めに認定証を申請しておいたほうが良いと思います。
費用はかかりませんし、即日公布してくれます。
治療内容は?
放射線の照射位置にマジックで「×印」を書かれます。
放射線技師の方に、「それって、普通のマジックですか?」と聞いたら「色々と試しましたが、コレが一番いいんですよ」と言って、マッキーを見せてくれました。
前立腺の場合は、へそ下と左右の横尻の3ケ所になります。
治療は、ただ寝ているだけで、痛みや違和感はありません。
ベッドに横たわり、看護師さんが下腹部にバスタオルを乗せてくれ、膝をたててズボンとパンツを膝まで下ろして待機します。
すると、放射線技師さんがバスタオルをオマタのギリギリまで下げて、照射位置を調整します。
位置が決ったら、バスタオルが胸の位置まで戻されて、大きな輪状の機械がへその辺りまで移動してきます。
その機械が回転しては停止し、7秒前後ブザー音がして、又、回転。
これが6回で1セットです。
放射線治療室に入ってから出るまでが5分程度なので、受付してから会計が終わって病院を出るまで、わずか15分程度で完了します。
ちなみに、カルテには「4門門照射」と書いてありました。
放射線の照射方法で、被ばく線量と皮膚障害を減少させる技術のようですが、言葉の響きが印象的で、我ら戌年夫婦の間では「もんもんサービス」と呼んでいました。
副作用は?
放射線治療の一般的な副作用として、疲れやすい、頻尿、排尿痛、肛門痛、頻便、下痢、血尿、直腸出血などがあるそうです。
私の場合、治療開始当初は、特に自覚症状はありませんでした。
治療を開始して1週間経った頃から、日中に強い眠気を感じるようになりました。
更に1ヶ月後あたりから、朝イチの尿が血尿っぽくなってきました。
2ヵ月経過したころから排尿時に違和感がでて、出が悪くなってきました。
しかし、痛いというほどではありません。
禁酒は太る!?
一番困った事は、お酒がNGだったことです。
飲酒は血流を良くするので、出血の原因となります。
どの資料を見ても、放射線治療中の飲酒は避けるべきという記載がありましたので、2ヵ月近く禁酒をしました。
毎晩、嫁にんが晩酌をしている横で、私は炭酸を飲みながら白米を食べていました。
2ヵ月で7キロも太ってしまいました。
夜の白米は、ダイエットの大敵です。
今回の放射線治療で一番困った副作用が、コレでした。
とにかく、2ヶ月間、6:30起きに付き合ってくれ、
空(くう:愛犬)の散歩の散歩をしてくれた嫁にんには感謝です。
治療完了祝いのお寿司も、んまかったです!!