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高齢者が住む地域は危険!
私の住んでいるところは、1970年代の高度成長期に建てられた住宅街です。
両親が住んでいる実家の近所に中古住宅を買って住んでいるのですが、この地区一帯は、その当時に新築した人が多いので、両親と同年代の高齢者が多いです。
最近は、高齢者を狙った詐欺や強盗などが多くなったので、防災放送でも振り込め詐欺に関する注意喚起を毎日呼びかけています。
今日は、そんな高齢者をターゲットにした悪徳商法のお話です。
大型テレビ処分の話
我家の大型テレビを処分した時の話です。
日曜日になると、毎回、軽トラックで廃品回収業者が回ってきます。
その中に「テレビ、ステレオ、パソコン、冷蔵庫、洗濯機など、何でも回収いたします。お金は一切かかりません。」とアナウンスして回る業者を散見します。
私は、このような業者は、タダで回収して修理後に販売するものだと思っていました。
我家の先代のテレビは、日立のWoooという機種で43インチでした。
HDD内臓のプラズマ画面だったので、私でも一人では持ち上げられないほどの重さがありました。
このような大型家電を処分するのは、新規購入した電気屋さんに引き取ってもらうのがベストですが、ウチで購入したamazonにはそのようなサービスがありません。
愛車のデミオ君には積めない大きさなので、廃品回収業者を待つことにしました。
悪徳廃品回収業者の手口
日曜日になり、近所で廃品回収のアナウンスが聞こえてきました。
「お金は一切かかりません」と言っています。
私は、表通りまで出て業者を呼びました。
業者は家の前で軽トラックを停車させ、部屋の中のテレビを確認しました。
業者は、お爺さんだったので、私は快く手伝いました。
軽トラックの荷台にテレビを乗せ終えてから、業者の爺さんが言いました。
え!?
お金かかるの?
確かに、アナウンスではお金は一切かかりませんと言っていました。
!
私は、事前に家電リサイクル料金について調べていたので、一発でボッタクリだと分かりました。
そんなにかかるなら、別の業者さんに頼むから結構です。
引き取らないのなら、車から降ろしてください。!
なるほど!
そういう手口なんだ!
この辺は、お年寄りが多いから、「自力で車から降ろせ」と言えば、従わざるを得ないというシステムのようです。
でも、乗せるの手伝ったんだから、降ろすのも手伝ってくださいよ
と返すと、爺さんは予期しなかった答えに、おどおどしながら
!
とブツブツ言っています。
役所のHPで調べましたから!
!
と追い打ちをかけると、爺さんはシブシブと値引きを始めました。
6,000円、5,000円と値段が下がってきて、4,000円と言った時点で、爺さんの手間賃を考えてOKしました。
これが、ネットができないお年寄りが相手だったら、まんまと言い値でボッタクられていたことでしょう。
それにしても、後から気付いた事ですが、家電リサイクルと言っておきながら、リサイクル券の写しをくれなかったのは怪しすぎます。
きっと、払った4,000円は懐に入れて、テレビはどこかへ不法投棄するのかもしれません。
今回の一件で、彼らの手口が分かったので、今後は悪徳回収業者に気を付けるように、ご近所のお年寄りに啓蒙活動していくつもりです。