税務署周辺は大渋滞
確定申告の期間は2月15日から3月15日の1ヶ月間です。
毎年、この時期になると税務署の駐車場は順番待ちで大渋滞になります。
近隣店舗の駐車場を臨時に解放していますが、それでも数百メートルの車列ができてしまいます。
税務署の受付時間は8:30なので、その前に到着していなければ渋滞にはまってしまいますから、8時には家を出ることにします。
しかし、予想以上の大渋滞!
いつもなら10分程度で付く道のりが、延々のダラダラ渋滞です。
20分経っても、全道程の1/3しか進みません。
こうなったら、脇道を進んだ方が確実です。
生活道路をくねくねと抜けて、やっと税務署前まで着きました。
すでに税務署の駐車場は満車で、隣のゴルフ用品店の臨時駐車場に案内されました。
車を降りて列に並ぼうと最後尾を探すと、税務署の建物を取り囲むように曲がった先に「最後尾」と書いたプラカードを発見!
やっと着いたと思ったら、受け付け開始です。
税務署の中へ
税務署の入り口を進むと、行き先が2つに分かれていました。
左は「事前相談」の受付、右は「PC入力」の受付となっています。
事前相談は、これから申請書を作る人や医療費や住宅ローン減税などの手続きなど、詳細が分からない人向けの受付でで、PC入力は全ての計算を完了してあり、e-taxで提出するだけの人や専門家に最終確認をしてもらう人のための受付です。
私の場合、医療費(通院&入院)だけでも20万円近くの領収書があり、副収入も20万円を超えていたため、事前相談を選択しました。
入り口で受け付け番号が印刷された提出用紙を受け取り、待合スペースへ。
もらった番号は「72」です。
8:40から担当者の説明が始まり、9:00から作業開始です。
PC入力組は、入力して送信するだけなので、「あれよあれよ」と言う間に順番が進んでいきます。
一方、事前相談組は待合でボケーっと45分待ち続け、やっと番号が呼ばれました。
超VIP待遇?
昨年も確定申告を行ったのですが、事業所得だけだったせいか「大部屋組」でした。
大部屋組とは私が勝手に付けた名前なのですが、銀行の記帳台のような机がズラーっと並んでいるところで4人に1人の割合で担当者が付いて、不明な点があると挙手してアドバイスをもらうという形式です。
そこで、手書きの書類を作ってから、PC入力組と合流してパソコンに入力~送信となるのです。
ところが、今年は医療費控除もあったので、「こちらへどうぞ」と言われて、別の場所へ案内されました。
そこは、机と4つのイスが有り、低いついたてで仕切られているVIP席でした。
カーディーラーの商談スペースという感じです。
持参した資料や提出書類を机の上に並べると、とても丁寧に対応して下さいました。
医療費は記入欄が足りないので、税理士先生が病院ごとに集計して下さり、あっと言う間に終了です。
事業所得の必要経費も「この項目はまとまますね」と言ってチャチャっとやってくれました。
更に、集計した数字を全部書きこんで下さったので、私は住所氏名と捺印を3回行っただけで全て完了!
去年のように、老眼鏡を片手に小さい数字を書きこむような手間や他人のノートパソコンを恐々と操作してPC入力する手間もなく、あっさり終わりでした。
出来上がった書類は、ほとんど(住所・氏名・生年月日以外は全部)税理士先生が記入して下さったので、そのまま提出でOK!
10:00の時報を聞きながら、税務署を出ました。
最後に、確定申告に必要なものをあげておきます。
確定申告に必要な物
・本人確認書類
マイナンバーカード(扶養家族がいる場合は当人のマイナンバーがわかるもの)
・還付金の振込先口座番号
・印鑑
・収入を証明する書類
源泉徴収票など
売上などがある場合は、青色申告決算書か収支内訳書を作成し持参する
・控除申告を証明する書類
医療控除の場合は、医療費の領収書(原本)
ふるさと納税は寄付金を受領した自治体が発行する寄付金受領証明書
医療費に関しては、疾病の治療目的のものが対象です。
ですから、以下は対象外ですので御注意下さい。
医療費控除の対象にならないもの
・健康診断に関するもの
市町村などの特定健診、がん検診、人間ドッグなど
(ただし、これらの検診で、がんなどの重大な疾病が見つかると控除の対象になります。)
・デンタルケア(スケーリング)
歯石・歯垢の除去など、虫歯や歯周病予防の治療。