クレジットカード

【カードローン】銀行と消費者金融の審査や申込み条件は違う!?

前回の続き、銀行と消費者金融のカードローンを比較するお話です。

【カードローン】消費者金融と銀行のメリット&デメリットを比較銀行と消費者金融のカードローンを比較して、それぞれのメリットとデメリットを洗い出してみようと思います。第1弾は金利と利用限度額です。3大都市銀行と4大消費者金融のスペックを比較してみました。そこから見えてくるものは?...

今回は、カードローンのスペックと審査の難易度がテーマです。

好条件なカードローンほど審査は厳しい

オークションで人気がある商品は価格がどんどん上がるように、カードローンも人気がある商品の審査のハードルは高くなります。
そこで気になるのが、カードローンの人気となる要素です。

よめにん
よめにん
ズバリ!金利です!!

お金に関しては、誰から提供されても品質に差はありませんから、金利が低いカードローンほど人気があります。
ネット検索の件数を見ても、カードローンの金利は注目されているのがわかります。
前回もお話ししましたが、現在では銀行と消費者金融のカードローンの差は最高金利だけになっています。
銀行カードローンの相場が14.0%前後なのに対して、消費者金融カードローンは18.0%が相場です。
たかだか4%の違いと思うかもしれませんが、銀行預金でも利息が付かないのに等しい時代ですから、4%の違いは、借り手にとっては大きな数字に映ってしまうのです。

金利以外の違い~適用される法律

実は、銀行と消費者金融は、それぞれ規制を受ける法律が違うのは御存じですか?
銀行は融資以外にも預金や外貨、為替などの取引もあるので公共性が強い業種です。
一方で、消費者金融は個人や企業を相手に融資をする業種なので、公共性は低いです。
そのため、銀行には「銀行法」という法律が適用され、消費者金融には「貸金法」という法律が適用されているのです。
では、銀行法と貸金業法で共通する「金融」に関する規制を比較して、その違いを説明しましょう。
銀行法には個人向けの融資に関する大きな規制はありませんが、貸金業法には「総量規制」という項目があります。
細かい事は省略しますが、この規制の主な内容は「個人の年収を1/3を超える貸出しを禁止する」というものです。
つまり、年収300万円の人は、消費者金融から100万円までしか借りられないということです。
この100万円は借入れの合計金額に適用されますから、1社から50万円ずつ借りていれば2社まで、25万円ずつ借りていれば4社までしか借りられないということです。
又、収入がない専業主婦は1円も借りられないことになります。

総量規制は、消費者金融カードローンの他にクレジットカードのキャッシング枠にも適用されますから注意してください。
特に、信用審査の場合、クレジットカードにキャッシング額を設定していると不利になります。
仮に、クレジットカードを作る際、「転ばぬ先の杖」として、念のためにキャッシング枠を10万円つけたとすると、本人は1円も借りていないのに、満額の10万円を借りていると評価されてしまうのです。
つまり、年収300万円の人がキャッシング枠を10万円つけた時点で、消費者金融からは90万円しか借りられないということになるのです。

一方、銀行カードローンの場合、総量規制は関係ありませんから、キャッシング枠があっても規制はかかりません。

カードローンの審査は、どちらが厳しい?

カードローンに限らず、審査の基準や合否のポイントについては、どこの審査機関でも公開していません。
従って、ネットの口コミや評判で判断するしかありませんが、どの情報を見ても「銀行の方が審査が厳しい」という結果になります。

やはり、総量規制の影響でしょうか?
それとも金利?
今更ですが、ブランドイメージ!?

でも、ここで前回の内容を思い出してください。
三菱UFJ銀行がカードローンのバンクイックを開始した背景には、審査及び保証業務を消費者金融のアコムが請け負ったことがあります。
つまり、三菱UFJ銀行カードローンのバンクイックも消費者金融であるアコムのカードローンも、審査をしている保証会社はアコムなのです。
それなのに、審査の厳しさに違いがあると言われるのは、ナゼ!?

だんなぽん
だんなぽん
この続きは、次回に!!