カードローンには2種類ある!
昨日は、近年の消費者金融は怖くないという話をしました。

乱暴な取り立ては法律で禁止されましたので、バブル期のような怖いお兄さんがスタッフとして働いているような金融業者は、大手企業では存在しません。
消費者金融=サラ金=危ないという話は、過去のものなのです。
ところで、カードローンと聞くと消費者金融というイメージですが、お金を貸してくれる会社は消費者金融だけではありませんね。
最近は、銀行もカードローンなどの個人融資に積極的になってきています。
テレビでも、「バンクイック(三菱UFJ銀行カードローン)」や「みずほ銀行カードローン」などのCMを良く見かけるようになりました。
より多くの業者が積極的にサービスを提供してくれれば、選択肢が増えるので嬉しいですね。
反面、色々な商品が増えると、特に初心者は何を基準に選んだら良いのか、困ってしまうと思います。
今日は、そんなカードローン初心者のために、カードローンの種類について、お話しします。
消費者金融カードローン
大手企業で消費者金融といえば、アコム、モビット、プロミス、アイフルなどが上げられます。
消費者金融会社は、お金を貸す専門の業者です。
顧客にお金を貸して、利息で利益を得る業種です。
銀行のような預金や為替取引、株取引などの営業は行っていません。
つまり、消費者金融業者は「金融専門のプロフェッショナル」ということなのです。
そのため、銀行と比較すると審査が手際よく短時間で完了できるという「強み」があります。
「審査時間最短30分」「最短即日カード発行」などのスピード処理は、銀行ではマネができません。
銀行でも「最短30分」とか「即日カード発行」というサービスが始まっていますが、あれは銀行が審査しているのではありません。
銀行カードローン
「銀行からお金を借りる」ということは「融資を受ける」という行為になり、申込用紙に署名捺印をして申請する時間がかかるイメージでした。
三菱UFJ銀行が「バンクイック」の取り扱いを開始したのが、2007年からです。
消費者金融大手のアコムに信用保証業務を委託することにより、三菱UFJ銀行でもカードローンの提供が可能になったということFです。
銀行の主たる業務は、預金や外貨、為替取引なので、個人向けの小口融資は専門外でした。
そこで、個人向融資の専門である消費者金融の手を借りて銀行カードローンが提供されるようになったので、サービスが開始されたのは最近の話なのです。
消費者金融と銀行カードローンの比較・・その前に!!
まず、一番気になる点は「金利」だと思いますが、その前に金利の見方についての説明をします。
カードローンの金利は、以下のように表示されています。
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」公式サイトより
金利:年1.8%~年14.6%
利用限度額10万円~500万円
カードローンを選ぶ際に、真っ先に見るのが金利だと思いますが、カードローン初心者は最低金利を比較しがちです。
仮に、最低金額(上記の条件で10万円)で承認が下りたとしましょう。
その際に適用される金利は、14.6%(最高金利)なのです。
最低金利 → 最高利用限度額
最高金利 → 最低利用限度額
つまり、利用限度額が大きい人ほど利用限度額が少なくなるのです。
ですから、新規でカードローンに申し込む際には、最低金利ではなく、最高金利で比較することが正しいのです。
それを前提に、消費者金融の金利と比較してみて下さい。
※アイフル公式サイトより
消費者金融カードローンの場合、最高金利が18.0%の企業が多いです。
その傾向から判断すると、銀行カードローンの方が金利は低く抑えられているのが分かりますね。