クレジットカード

【クレジットカード】自分に合った1枚を選ぼう【基礎知識#1】

新生活のスタート!

2018年度も、残り少なくなりました。
4月からは心機一転!
新しい生活がスタートします。

特に、新社会人となる人は、自分で働いたお金で自分の生活を始めるわけですから、期待は大きいと思います。
そんな皆さんの中には、家族カードではなく自分のクレジットカードを持ちたいと思う人もいるでしょう。
今日は、そんな人のために、自分に合ったクレジットカード、生活スタイルに合った1枚の探し方をアドバイスします。

クレジットカードの種類

クレジットカードをブランド面から分析しますと、プロパーカードと提携カードに分かれます。

【プロパーカード】
プロパーカードは「クレジットカード会社が発行するカード」で、厳密には「国際ブランド」であることが条件です。
具体的な企業名は、以下の3社になります。

アメリカン・エキスプレス
ダイナースクラブ
JCB

JCBは日本で唯一の国際ブランド企業です。
国内では、カード決済ができる店なら、ほとんどの店舗で使う事ができます。
私が最初に作ったクレジットカードもJCBカードでした。

この他に、日本では広い意味でのプロパーカードも存在します。
厳密なプロパーカードの条件は、自社で発行している国際ブランドカード」ですが、広い意味では「自社で発行している(国際ブランドではない)カード」という分類になります。

三井住友カード
クレディセゾン
イオンカード
ライフカード
楽天カード

これらのカード会社は、自社でカードを発行しますが国際ブランドではないので、VISAやMasterCard、JCBなどと提携することによって海外でも利用できるのです。

ちなみに、国際ブランドのトップ2であるVISAとMasterCardは国際ブランドの決済だけを担当しており、自社でクレジットカードを発行していないので、この2社のプロパーカードは存在しません。

【提携カード】
販売店の名前が付いたクレジットカードが、提携カードという分類になります。
クレジットカードを発行できるのは、クレジットカード会社に限定されています。
ですから、販売店が自社の名前でカードを発行するためには、クレジットカード会社と提携をして、カードの発行から請求書発行などの運営までを一括して行ってもらう必要があるのです。

Yahoo!カードは「ワイジェイカード」、amazonカードは三井住友カードと提携していますので、どちらの請求書もクレジットカード会社の名前で発行されます。
一方で、楽天カードは自社で発行されますから、そういう意味ではプロパーカードと言う事ができます。

プロパーカードのメリット・デメリット

プロパーカードのメリットは、海外や国内旅行の保険や空港ラウンジが利用できるなどのトラベルサービスが充実していることが上げられます。

又、厳密な意味でのプロパーカードなら、持っているだけで個人的な信用度が上がります。
いわゆる、高ステータスなカードということです。
一方で、デメリットは、年会費がかかるという点です。
JCBカードなら年会費は数千円程度で済みますが、アメリカン・エキスプレスやダイナースカードは数万円単位もの年会費が必要です。

提携カードのメリット・デメリット

提携カードのメリットは、提携企業の独自サービスが充実していることです。
その多くはポイントプログラムですが、提携カードで決済することによってポイント付与率が上がったり、販売店が提供する優待サービスを受けられる場合もあります。
年会費無料、維持費もかからないのも大きなメリットと言えます。
提携カードのデメリットについては、以下のことが考えられます。
・ステータスが低い
・国内海外旅行などで附帯する保険が貧弱
・盗難や紛失に関して自己責任を問われることもある
・手軽に発行でき維持費がかからないので休眠カードになりやすい

これらのデメリットですが、「タダで作れるカード(発行手数料がかかるカードもアリ)」ということを考えれば、当然と言えば当然の話ではないでしょうか?

プロパーカードと提携カードのどちらを選ぶかのキーワードは、ステータスと年会費だと思います。