クレジットカード

【クレジットカード】国際ブランドの勧めは?選ぶための基礎知識

【クレジットカード】意外と知らない国際ブランドと発行元の違いクレジットカード表面の端に印刷されているVISAやMasterCard、JCBの意味はご存知ですか?これらは国際ブランドと呼ばれる海外ショッピングに関する決済システムのロゴなのです。え!?よく意味が分からないって?そんな人は読んでみて下さい。...

国際ブランドは、どれも同じではない!

昨日もお話ししましたが、日本で発行されるクレジットカードが海外でも利用できるのは、発行元が国際ブランドと提携しているからです。
国内で発行されるクレジットカードには、基本的に1枚につき1社の国際ブランドのロゴが入ります。
国際ブランドは世界に7社あり、日本では以下の6社が発行されています。

日本で発行されている国際ブランド

・VISA
・MasterCard
・JCB
・アメリカン・エキスプレス
・ダイナースクラブ
・銀聯

では、それぞれの特徴について解説していきましょう。

VISA

世界シェア58%!
堂々の第一位を誇る国際ブランドです
加盟店の数が断然に多く観光地や販売店での特典が多いので、海外旅行に行くのなら、お勧めの一枚です。
現地のATMで「Plus」や「VISA」のマークがあれば、現地通貨でもキャッシングもできるので、カードが使えない地域でも安心です。
しかし、Apple Payなどのオンライン決済に対応していないなどの残念な点もありますので、海外旅行に出かけない人は、別のブランドの方が良いかもしれません。

MasterCard

VISAに続く世界第2位のシェアがあり、VISAとMasterCardの2社を合わせたシェアは70%を超えると言われています。
この2社は「二大国際ブランド」と呼ばれていますが、自社ではクレジットカードを発行しておらず、ライセンス契約したクレジットカード会社のみがロゴ入りカードを発行しています。
海外のATMに関しては、「MasterCard」か「Cirrus」のマークが付いていれば、現地通貨でキャッシングを利用することができます。
VISA同様に加盟店が多いので、海外旅行にはお勧めの一枚です。
又、VISAでは非対応だったApple Payなどのオンライン決済にも対応しています。

JCB

日本発、唯一の国際ブランドです。
国内では、政治家先生などが利用するような高級料亭でも加盟店が多くあり、VISAやMasterCardよりも高いシェアを誇っています。
海外でも日本人が多く出かける都市ではJCBが使える店舗が多くあるので、マニアックな地域へ出かけなければ問題ないと思います。
海外旅行では日本人に対するサポートが手厚く、「JCBラウンジ」や「JCBプラザ」などのサービス窓口も充実しています。
現地スタッフが日本語で対応してくれ、観光案内やホテル、レストランの予約、カードの盗難や紛失などの緊急サービスなどのサポート体制が整っていますから、海外旅行通の間では「海外で困ったらJCBを探せ!」なんていう言葉まであるらしいですよ。
又、JCBは東京ディズニーランドやディズニーシー、ユニバーサルスタジオジャパンなどのスポンサーでもあるので、毎年、抽選で優待企画などの特典も享受できます。
海外でのキャッシングは「JCB」または「Cirrus」のマークがついたATMなら、現地通貨のキャッシングが可能です。
Apple Payなどのオンライン決済にも対応しています。

アメリカン・エキスプレス

バブルの頃から「アメックス」の略称で知られている、高ステータスなクレジットカードです。
自社発行のクレジットカードは、スタンダードクラスで年会費12,000円(税抜)と国内カード会社のゴールドカード並みの維持費がかかりますが、クレディセゾンや三菱UFJニコスと提携した年会費無料のカードも発行されるようになりました。
ホテル、レストランなどでの優待サービスが充実していますが、オリジナルカードでは現地通貨でのキャッシングは利用できません。
Apple Payのオンライン決済は利用できます。

ダイナースクラブ

富裕層の会員が多く、高ステータスなカードとして知名度が高いカードで、オリジナルカード又は日本では三井トラストクラブだけが国際ブランドとして取り扱っています。
スタンダードクラスでも年会費が22,000円(税抜)と高額なので、一般庶民には手が出しにくいカードだと思います。
リッチな気分を満喫したい人にはお勧めですが、年収500万円以上、年齢27歳以上(ネット調べ)というように、審査基準も高いことが難点です。

銀聯

中国のクレジットカード(?)です。
中国では通貨の信用度が低い(偽札が多い)ために、屋台でさえもオンライン決済を利用しています。
しかし、個人の信用情報が確実でないために、クレジットカードが作れないらしいです。
そのため、銀聯のほとんどがデビットカード形式となっています。
又、ほとんどの利用が中国国内ですが、中国は今では世界第一位の経済大国となったために、そのシェアは、VISA、MasterCardに続く世界第三位と高い数値になっています。

ただし、銀聯の利用はデビットカードがほとんどなので、国際ブランドとしてはカウントされないのが一般的なようです。

【クレジットカード世界シェアランキング】
1位 58% VISA
2位 26% MasterCard
3位 10% 銀聯
4位 3% アメリカン・エキスプレス
5位 1% JCB
6位 1% ダイナースクラブ

(2015年ニルソンレポートより)

お勧めの国際ブランドは?

VISAかMasterCardを持っていれば、取りあえずは利用場所で困ることはありません。
又、海外旅行のお守り(ラウンジで日本語サポートがある)として、JCBも見逃せません。
どれか、1枚に絞れと言われたら、一般的な見地からはVISAが無難だと思います。
しかし、私個人の経験から、不正利用や盗難についてのサポートは、JCBがダントツ1位です。
その理由とエピソードは、別の機会にご紹介しますが、

だんなぽん
だんなぽん
個人的なお勧めはJCBです。