クレジットカード

【クレジットカード】意外と知らない国際ブランドと発行元の違い

ギターリペア講座やエフェクター自作講座については、現在、注文中の部品が到着していないので、ちょっとお休みです。
今日は昨日に引き続き、クレジットカードのお話です。

【クレジットカード】知らないと危険?自分のカードで出来ること経済大国とは裏腹にクレジットカード後進国と言われる日本ですが、皆さんは御自分のカードについて詳しく理解していらっしゃいますか?デビットカードとの違いは分かりますか?カードについての初歩的なお話です。...

クレジットカードの仕組みとは?

クレジットカードを持っている人は、カードの表面を見ると、右下にVISAやMasterCard、JCBなどのロゴが入っているのをご存知だと思います。
ウチにあるクレジットカードを例にあげますと銀行のキャッシュカードにはUFJマーク、ガソリンカードにはVISA、家電量販店にはMasterCardのマークが入っています。
VISA、MasterCard、JCBの3ブランドは有名ですね。
例えば、テレビCMで良く見る「三井住友VISAカード」の場合は、VISAというブランドロゴがついています。

よめにん
よめにん
何で?三井住友カードに入会したのにVISAが付いてくるの?

そう思う人も多いと思います。
簡単に説明しますと、クレジットカードを発行した会社が三井住友カードで、海外からの通販や海外旅行でクレジットカードを使う時にはVISAが仲介してくれるという仕組みなのです。
このようにカード表面の右下に印刷されているロゴ企業を「国際ブランド」と呼びます。

カードの発行元

クレジットカードを発行する会社は、VISAやMasterCardではありません。
日本国内でクレジットカードを発行してくれる会社には以下のような企業があります。
・三井住友カード
・ジャックスカード
・オリコカード(オリエントコーポレーション)
・セゾンカード(UCカードと統合)
・三菱UFJニコス
・楽天カード
・ワイジェイカード
これらの会社は、クレジットカードの発行だけでなく、請求書の作成や運営も行っています。

提携ブランド

販売店がクレジットカードを作りたいと考えても、勝手に発行することはできません。
クレジットカードの発行が認められているのは、クレジットカード会社だけなのです。
では、スーパーやコンビニなどの店舗の名前が付いたクレジットカードは、どのような仕組みになっているのでしょうか?
戌年夫婦家でも、日常使いはガソリンスタンドの名前のカードですし、分割払い用は家電量販店の名前が入ったカードです。
このようなカードは「提携カード」と言って、ガソリンスタンドや家電量販店がクレジットカード発行会社に依頼してカードの発行から決済、請求書の発行までを委託する提携を結んで提供されるものなのです。

販売店は提携カードを利用することによって独自のサービス(ポイントプログラムなど)を提供することで集客効果を狙うメリットがあります。
一方で、クレジットカード会社は「永久不滅ポイント(セゾンカード)」や「OkiDokiポイント(JCB)」と言った別個のサービスを展開していることからも、両者は別物であることがわかります。
又、クレジットカード会社自身が発行するカード(提携カードでないカード)をプロパーカードと言い、提携カードよりも審査が厳しいので高ステータスという認識が持たれています。
ちなみに、提携カードは年会費が無料(条件付き無料も有り)なものが多いですが、プロパーカードは基本的に有料なものが多いです。

国際ブランド

話しが複雑になるので、先ほど途中で止めた「国際ブランド」の続きです。
VISA、MasterCard、JCBなど、クレジットカードの表面に書かれているロゴは、「国際ブランド」と呼ばれるもので、海外での買い物の決済を行ってくれます。
海外旅行だけでなく、ネットショップや個人輸入の際に手間がかからずに代金の支払いができるのは、国際ブランドのおかげです。
日本で発行されたクレジットカードを全世界で使用できるようにするためには、世界各国に支社を置き請求書発行や運営業務を行わなければいけませんから、国内各社が個々に業務展開するには非常に大掛かりになってしまいます。
そのため、国際ブランドと提携して海外決済を代行してもらう事により、効率よく業務展開することが可能になるのです。

ですから、国際ブランドはクレジットカードではありません。
国際ブランドで決済されたものを日本のクレジット会社を経由して清算するシステムなので、請求書は国際ブランドではなく日本のクレジット会社から発行されます。

このように、クレジットカード会社は利用者に対するサービス業務、国際ブランドは海外決済業務が担当というのが、両者の明確な違いです。

だんなぽん
だんなぽん
いかがでしたでしょうか?
次回は、失敗しない国際ブランド選びについてお話しします。