PS4と一緒にやってきたサラウンドスピーカー
先日、嫁にんの友人から、PS4とVR一式を譲ってもらいました。
その際、ヤマハのサラウンドスピーカーも譲ってもらいました。
しかし、持ってきた本人は、音響機器にあまり興味が無いようで、積極的に操作をしません。
せっかく、我が家にきてくれたのに、持ち主が操作をしてくれなかったら「宝の持ち腐れ」です。
ここは、音響屋の旦那ぽんが、お相手することにしましょう。
YSP-1400とは?
細長い角材のようなスピーカーシステムです。
通常は、テレビの手前に置いたり、壁に取り付けたりして使用します。
この角材のようなスピーカーシステム1つで、5.1chサラウンドが楽しめるということで、発売当初(2013年)はかなり話題になった製品です。
メーカーのヤマハでは「サウンドバー」というカテゴリーのようで、現在は製造中止になっていますが、amazonでは今でも新品が入手できます。
当時の実売価格は4万円前後(オープン価格)と手ごろな価格のエントリーモデルで上位機種には YSP-5600(実売価格15万円前後:現行品)もあります。
発売当初、ヤマハの担当者によりますと「上位機種に比べるとスピーカーの数が少ないので定位感は劣りますが、サラウンド感は充分に楽しめる」とコメントしていました。
疑似サラウンドシステムなのか??
YSP-1400のサラウンド
ヤマハのサラウンドシステムというと、2000年ごろに中古で購入した疑似サラウンドシステムがありました。
これは、フロントに左右2チャンネルのスピーカー、サブウーハーで2.1チャンネルと後ろに左右2チャンネルのスピーカーから構成するシステムで、デジタルリバーブのようなエフェクターを使って、劇場や映画館、ライブホールなどの音響効果を作りだすというシステムです。
後ろのスピーカーでリバーブ交じりの音を出すことによって、奥行きのある音場が作りだせますが、5.1chサラウンドのように、後ろから来たジェット機が頭上を通り越して前方に去っていくというような、前後のパンニング(移動)はできませんでした。
YSP-1400も、フロントしかスピーカーを置かないので、疑似サラウンドの香りがプンプンします。
試しに「モンスターハンターワールド PS4」を起動してみます。
モンハンワールドは、リニアPCM5.1、ドルビーデジタル5.1、DTS5.1に対応しているので楽しみです。
しかし、いざプレイしてみると、5.1サラウンドが体感できません。
疑問に思ったので、ヤマハのHPを検索してみました。
すると、8個のビームスピーカーで、壁に音を反射させて5.1サラウンド効果を出すという方式であることが分かりました。
どうやら、バーチャルサラウンドではなく、本物のサラウンドシステムのようです。
(画像:YAMAHA公式サイトより)
ブルートゥース対応
YSP-1400はブルートゥース対応ということです。
ですから、ヘッドフォンステレオやスマホでも、ブルートゥースに対応していればYSP-1400から音が出せるということです。
早速、YSP-1400と私のスマホ(huawei p10lite)をペアリングさせてみます。
YSP-1400のインプットをブルートゥースに切り替えて、スマホの設定でブルートゥースを呼び出すと、すぐに「YSP-1400 YAMAHA」が見つかりました。
PINを入力することもなく、アッサリとペアリングが完了です。
試しに動画サイトへアクセスすると、再生している動画の音声がYSP-1400から大迫力で鳴っています。
音量コントロールはスマホに連動しているので、いちいちリモコンを操作する必要がありません。
更にヤマハのHPには、YSP-1400をコントロースするためのアプリも公開されていました。
早速、ダウンロードして起動してみます。
アプリを起動すると、純正コントローラーと同じように入力切替や音響効果切り替えや選択ができます。
更に、スマホのアプリには「YSPポジション」というページがあり、5.1サラウンドの各出力をチェックすることができます。
ここでは、「テストトーン」を選択すると、時計回りで各チャンネルから「ザー」というノイズが出て、部屋の大きさなどの設定や調整をすることができます。
これで確認すると、確かに左→中央→右→右後→左後というように、「ザー」が移動していきます。
早速、しっかり調整して5.1サラウンドで「ひと狩り」行けるように頑張ります!!