
HDDの整理
先日、テレビを買い替えたのですが、その機種にはUSB2.0と3.0の2つのコネクターが装備されていました。
取りあえず、何でもいいから外付けHDDを取り付けないと予約録画ができないので、間に合わせにUSB2.0の外付けHDDケースに2TBの3.5インチHDDを入れてテレビに取り付けました。
その際、データーをセーブして保存したままのHDDの存在を思い出しました。
これらのHDDを使うためには、その都度HDDケース入れなければならないので数年間アクセスしていないものも多く、重複したファイルも多かったので整理することを思い立ちました。
タワーケースの導入
以前は自分でパソコンを組んでいたので、ATX規格でUSBポートが多いマザーボードを使っていたため、USBの周辺機器の取り付けに苦労はしませんでした。
しかし、最近はBTOパソコンやメーカー製もかなり安価になってきたので、LenovoやDellなどの製品を購入するようになりました。
そこで困ったのが、USBポートの少なさです。
USBハブでタコ足配線するのも抵抗がありましたので、簡単に抜き差しできる3.5インチのドライブベイを4基程度装備したタワーケースの導入を決めました。
タワーケースの導入は、これで3台目です。
1台目は知識がなかったので、某オークションサイトでBuffaloのNAS(ネットワークHDD)を購入してしまいました。
ネットワーク機能の設定が面倒くさく、RAID機能もよく理解していなかったので、導入するまでに無駄な時間がかかってしまいました。
しかも、各ドライブともに1TBまでしか対応しておらず、4ドライブ装備していても4TBしか容量が確保できません。
さすが、時代遅れの型落ちでした・・・
2台目は、Logitecの4台内臓でNASやRAID機能ナシの機種です。
これは使い方が簡単で、NASのように本体に入れてHDDをフォーマットしなくても使えるので、汎用性が高くて便利です。
大容量HDDが使えるので大正解なのですが、HDDの交換するたびにフロントドアを開けるなどの手間がかかるのが、ちょっと難点です。
最悪の3台目
今回は、ある程度知識が付いたので、再び某オークションサイトで購入しました。
MARSHALのMAL-3035SBKU3という製品です。
NASやRAIDナシなので、Logitecと同じだろうと考えていたのが大間違い!
すでに、データーが記録されているHDD4台(1TB2台、500GB1台、2TB1台)を入れて電源をON!
1台しか認識しない??
そのうち、「ドライブJは使えません。フォーマットしますか?」とメッセージが表示されました。
慌てて電源を切り、取り外して別のケースに入れて電源を入れましたが、ドライブの表示がありません。
「コンピューターの管理」からアクセスすると、ドライブ自体は生きていました。
これで、原因が判明しました。
MARSALのドライブケースで勝手にデーターを書き換えたのです。
分かりやすく言うと、ドライブごとゴミ箱へ入れて「ゴミ箱を空にする」を実行してくれたということです。
HDDの復元
これは、何としても修復しなければなりません。
早速、ネットでMARSHALのMAL-3035SBKU3について口コミを検索すると、同じようにデーターを飛ばされた人の書き込みを見つけました。
その人は、HDDごとデーターをやられたそうで、「EaseUS Data Recovery Wizard Free」というソフトを使って復元したとのことでした。
早速、私もダウンロード&インストールしてみました。
MARSHALのドライブから外したHDDを別の外付けUSBケースに入れて電源を入れ、「EaseUSData Recovery Wizard Free」を起動して待つこと数十分!
やっとHDDのデーターのファイル名を表示することができました。
表示に従って操作していくと、復元したデーターを別のHDDへセーブしていく方式の様です。
手持ちのHDDに空きがなかったので、テレビ用に下ろした2TBのHDDをWindows用に再フォーマットすることにしました。
やっとの思いで被害を受けたHDDの復元を始めたら、数秒で終了しました。
と感心していたら、フォルダが1つできているだけで、その中に中途半端なファイルがありました。
そう思って再チャレンジしたら、「体験版で復元できるのは500MBまでです」と表示されました。
CD-Rの1枚も復元できないの??
仕方なく製品版を購入しようとしたら、1万円近くの金額です。
せっかく、中古でHDDケースを買ったのに、1万円も出したらLogitecの新品が余裕で買えるじゃん!!
仕方なく、別のソフトを探しました。
ファイナルデータ特別復元版
次に見つけたリカバリーソフトが「ファイナルデータ」でした。
コチラの方が、動作が速いです。
「EaseUS Data Recovery Wizard Free」は復元内容が表示されるまでに1時間30分以上かかりましたが「ファイナルデータ」では10分程度で表示されます。
但し、体験版は復活データーの名前と容量は表示されるだけで、リカバリーは製品版でなければできません。
告知メッセージとともに公式サイトのURLが表示されました。
アクセスしてみると、ダウンロード版ならリーズナブルな価格で買えそうです。
ちなみに、amazonではご覧の価格でした。
早速、ダウンロードして使ってみました。
ご覧のように、サクサク復元してくれています。
ちなみに、いくらリカバリーソフトが秀逸でも、問題を抱えたHDDに何回かアクセスしているうちに読めなくなってくるようです。
1台が、本当にお陀仏になりました。
ですから、リカバリーソフトでファイルが表示されているうちに、サッサと復元することをお勧めします。
自力で解決できなければ、業者に依頼する方法もありますよ。
パソコンのトラブルなら【PCメンテプロ】
大切なデーターはバックアップを取っておくのが賢明なのですが、大容量ファイルだと手間がかかってしまいますからね。