
忘れ去られた「chromecast」
前回のブログで、『ハイセンス50A6100』の「AnyViewCast」機能を使ってスマホ画面を50インチテレビに表示させるまでの段取りをご紹介しました。
その際に、思い出したのが「chromecast」が未使用のまま10年近く放置してあったことです。
これを入手した当時は、まだガラケー全盛期の時代でdocomoポイント(当時はdポイントと呼ばれる以前)の利用が修理や機種変更、アクセサリーとの交換にしかできませんでした。
或る日、docomoから「ポイント有効期限のお知らせ」が届き、かなりのポイントが失効間近であると知りました。
その時は、機種変更の予定がなく、ポイントを何かに交換しないともったいないという気持ちで適当に選んだのが「chromecast」でした。
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久々にご対面の「chromecast」
何年振りか、引き出しの奥に入れっぱなしだった「chromecast」を出しました。
さすがに、未使用だけあってキレイなものです。
中味は、ドングルレシーバーとUSB電源を取るためのACアダプターとコード、それから「chromecast」が干渉してHDMI端子に直接セットできない時のために使う「HDMI延長コード」の3点セットです。
取説というほどの物は無く、パッケージの蓋の裏に「スタートガイド」が記載されているだけです。
付属のACアダプターをコンセントに刺し、反対側をドングルレシーバーに繋いでテレビのHDMI端子に刺しこむだけなので、誰にでも簡単にセットアップできます。
USBケーブルは、スマホ(1世代前)のケーブル規格なので、ケーブルが短い場合は他の製品で代用できます。
chromecastの接続
ACアダプターをコンセントにつないで反対側を「chromecast」の本体につなぎます。
本体をテレビのHDMI端子につなぐと、勝手にテレビが切り替わり「セットアップが必要です」と表示されました。
「Googleプレイ」で「GoogleHome」というアプリをダウンロード&インストールして、「chromecast」の設定を行うようです。
インストールが完了すると、こんなアイコンができます。
アプリの設定は今回の主旨から外れますので割愛させていただきますが、左下にあるホームのアイコンをタップしてデバイスを追加しなければなりません。
キッチン、裏庭、ガレージなど、「chromecast」を利用する環境を選んで登録します。
この名前は、単純にデバイスの識別ネームなだけなので、裏庭と名前を付けて寝室で使っても問題ありません。
登録が完了すると、デバイスが表示されます。
次回からは、「GoogleHome」を起動すると、勝手に「YouTube」の画面が表示されます。
YouTubeを見るだけのデバイス?
起動画面に表示される「アプリを開く」とタップすると、YouTubeのページが開きます。
パソコンで閲覧した履歴が残っていて、Googleアカウントの情報を元に表示しているようです。
動画を選んでタップすると、いつものようにスマホで動画の再生が開始され、もう一度タップすると操作パネルが表示されます。
上のアイコンをクリックすると、テレビの画像が転送されてフルサイズでYouTubeを楽しむことができます。
画質はかなりキレイです。
スマホのミラーリングよりも、全然、良いです。
ただ、YouTubeを見るにはいいのですが、他の事に関しては使い方が面倒くさそうなのが正直な感想です。
スマホのミラーリングには対応していないので、マルチスクリーンから検索をかけても見つけることができません。
YouTubeを大画面で見るデバイスと解釈した方が良いかもしれません。
又、YouTubeの再生を終了するのは、「GoogleHome」を終了させるだけではいけません。
アプリを終了させても、バックグラウンドで再生が続いていますから、スマホの画面上で終了していても、テレビの方は再生され続けています。
これがかなり分かりにくいです。
画面をタップし接続アイコンをタップしてから「キャストを停止」をタップしない限り、動画再生は永遠に続きます。
YouTubeを見ながら、スマホをダラダラ操作するには持って来いの機能ですが、旦那ぽんのように「アプリ終了=再生終了」が常識な人間にとっては、とても使いにくい操作方法です。
結論
「chromecast」と「AnyCast」は、全く別の物です。
スマホでYouTubeを見る若い人には使いやすいと思いますが、私のようにパソコン文化の人間には、AnyCastの方が理解しやすいですし、使いやすいです。