おはようございます、旦那ぽんです。
CPAPを使い始めて睡眠の質がグッと良くなりましたが、レンタルを継続するためには定期的な通院とレンタル料金の支払いを続けなければなりません。
医療器具のCPAPですが、最近はネット販売されているようなので、レンタルと購入のどちらが経済的なのかを比較検討してみましょう。
初期費用
レンタルの場合
先日のブログでも書きましたが、CPAPをレンタルする場合は病院に通院し検査入院を経て、お医者さんに処方してもらう必要があります。
私の場合は、初診料220円、検査入院費用30,900円、再診料と2か月分のレンタル費で8,470円がかかりました。
購入の場合
ネット通販でCPAPの購入について調べてみましょう。
通販大手のamazonでは、CPAPは321,800円で販売があります。
ネット通販なので、サイトにアクセスしてポチればOKと思いがちですが、実はそうではありません。
CPAPをネット通販で購入する際にも、お医者さんの処方箋が必要になるのです。
販売ページには、販売会社に「覚書」「と「指示書(処方箋)」を提出して、購入条件に適合しているかを審査されることになります。
お医者さんに処方箋を書いてもらう時点で診察や検査を受けなければなりませんから、CPAPを購入する際にも、それなりの初期費用がかかりそうです。
CPAPの部品とメンテナンス
CPAPは本体以外に、ホース、マスク、フィルターなどの部品を使います。
全ての部品は消耗品なので、定期的な交換が必要になります。
本体は外気を取り入れてマウスピースへ放出しますから、チリやホコリが混入しないように吸気部分にフィルターが取り付けられています。
このフィルターは洗浄できないので、半年に1度のペースで交換が必要になります。
ホース部分も劣化すると切れてきますので、定期的な交換が必要です。
このホースには、吸気する温度を快適にするための電熱線が取り付けられているので、一般の蛇腹ホースよりも高価です。
マウスピース部分はシリコンで作られていますが、皮脂によって硬化していくので、使用後はウエットティッシュで拭くことを推奨されました。
私の場合はノーズピースなので簡単に取り外せますから、毎回、水洗いをしています。
それでも、定期的に交換が必要になるそうです。

これらの交換部品にかかるコストは、ヘッドバンドとホースで14,171円、マウスピースは1~2万円円程度(amazon調べ)必要になります。
CPAPをレンタルする場合は、これらの費用は全てレンタル代(リース代)に含まれていますから、プラスの出費はありません。
しかし、CPAP本体を個人で購入した場合は、これらはすべて実費になります。
結局どっちがお得なの?
CPAPレンタルの場合は、初期費用がかかりませんが、保険の適用期間が3ヶ月なので、最長でも年4回は外来に通う事になります。
私の場合は、2ヵ月に1度の通院なので1回8,470円の診察費(レンタル代金込)が年に6回で、合計で54,440円が年間コストになります。
一方で、amazonで販売されいてるCPAPは321,800円なので、約6倍の価格になります。
単純計算で、CPAPをレンタルで6年借りることになると、購入しても良いという計算になります。
実際には、マスクやホースが6年間劣化しないということはないでしょうし、本体が故障するかもしれません。
それどころか、本体を修理に出している間はCPAPを使えないことになります。
レンタルの場合は、マスクやホースなどの消耗品は全て無料交換してくれますし、本体が故障しても無料交換となります。

その辺を、どう判断するかがレンタルか購入かの分かれ目になりますね。
個人的な結論
私、個人の見解は、絶対にレンタルです。
それは、6年間、ノートラブルでCPAPが稼働してくれるとは思わないからです。
又、6年も経てば、技術は大きく進んでいることも考えられます。
実際に、昔のCPAPは大きくて稼働音も大きかったようですが、現在、私が借りている機器は自分の鼻息音の方がうるさいくらい静かです。
機能も充実していて、私の呼吸を感知して空気の圧力を自動で調整してくれているようです。
呼吸器が外れたり、密閉状態が悪いと大量の空気を放出して教えてくれます。
何より驚いたのが、毎日の利用状況がお医者さんに自動送信されていることです。
最近、健康ネタのテレビ番組で、お笑いタレントである「○○大サーカス」の甲高い声を出すスキンヘッドの方がCPAPの利用をサボっていて非難を浴びていましたが、どうしてバレたかというと、通信機能が内蔵されていたからだそうです。
その方法が、ビックリです。
CPAP本体が病院へデーターを送信しているのではなく、スマホと同じ通信回線を使っているのだそうです。
ちなみに、私の機種はdocomoのSIMが入っているという説明を受けました。
更に、docomoの回線がつながらない地方でも、繋がらない間は本体で記憶しておき、繋がる地域に移動したときに通信して送るという、頭が良い機能も付いています。
数年前の機種はSDカードに記録していたようなので、画期的な進歩ですね。

スマホがここ数年で爆発的に普及したように、コンピューターや技術は短時間で飛躍的に進歩しています。
従って、6年ローン(そんな半端なローンはないと思いますが)で、頑張ってCPAP本体を購入しても、完済した時にはスゴイ型落ちになっていることは充分に考えられます。
ですから、私は、購入よりもレンタルをお勧めします。