いびき

【睡眠時無呼吸症候群】寝てる間は分からない!恐ろしい実態とは

今日も、睡眠時無呼吸検査に関するお話です。

専門医の検査はスゴイ!

検査入院は、頭部や顔面、鼻、胸部、腹部にいくつものセンサーを取り付けて、一晩中、睡眠状況を監視されるので、かなり詳細なデーターを収集することができます。
そこには、自分では思いもよらなかった事実がいくつもあり、もっと早く検査を受けていれば良かったと後悔する反面、今回、思い切って検査を受けて良かったという思いがあります。

 

無呼吸低呼吸指数

今まで、嫁にんに「寝ている間にいびきが止まることがあるよ」と注意されていたので、漠然と睡眠時無呼吸症候群であるという自覚はありました。
又、スマホアプリの「いびきラボ」で、自分のいびきの激しさは確認していましたし、ICレコーダーでいびきを録音して無呼吸を確認したこともありました。
そんなわけで、自分のいびきは激しいことと、夜中に呼吸が止まる事は認識はしていましたが、今回、正規の医療機関の検査で得たデーターは、まさに驚愕!そのものでした。

特に、睡眠時の無呼吸と低呼吸の合計を数値化して分析する『AHI(無呼吸低呼吸指数)』を見た時には、まさか、ここまでヒドイ状況だとは思っても見ませんでした。
ちなみに、AHIによる重症度は、以下のように分類されます。

無呼吸低呼吸指数(AHI)

重症度 1時間当たりの無呼吸・低呼吸回数
正常 0~4回
軽度 5~14回
中等度 15~29回
重症 30回以上

さて、私のAHIは!?

なんと!63.1(総数:308)というハイスコア!
1時間当たりの回数が63.1回、一晩の合計が308回ということのようです。

よめにん
よめにん
何ですって!?
だんなぽん
だんなぽん
重症の30回以上の2倍以上じゃないですか!!

本当に、こんなにヒドイ状況だとは思いませんでした。

睡眠時無呼吸の原因は肥満だけではなかった

一般的に、睡眠時無呼吸症候群の原因は、鼻づまりや舌の奥が喉の奥に詰まるという気道の閉塞によるものが多いのですが、稀に、脳から呼吸指令が出なくなるという呼吸中枢の機能異常による無呼吸もあります。
一般的な気道が詰まる無呼吸を「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」と言いますが、このような呼吸異常は「中枢性睡眠時無呼吸症候群」と言い、気道の閉塞ではなく、胸部や腹部に呼吸努力が見られないのだそうです。
原因は様々考えられますが、心臓の機能が低下した人に多く見られる症状と言われています。

呼吸器科の先生によりますと、この中枢性睡眠時無呼吸症候群の怖い所は、脳から呼吸しろという指令が出なくなるので、脳の細胞がどんどん死んでいくのだそうです。
つまり、脳が「呼吸しなくていいんだよ」という状態になり、それがどんどん進行していくと説明してくれました。
なんと、私の場合、中枢性の無呼吸が2回、閉塞性と中枢性の無呼吸が12回もあったのです。
ブログの最初に書いた「もっと早く検査を受けていれば良かった」という思いと「今回検査を受けて良かった」と思うところが交錯しているのは、ここが原因です。
先生も指摘なさっていましたが、「もっと早く検査をしていれば、心臓病や高血圧は避けられた」という事は事実ですし、「これから頑張って痩せれば、今なら治りますよ」と言われた事で、これらの合併症が改善する余地がある可能性もあるということなのです。
何より、脳細胞のダメージが大きくなる前に検査を受けて、本当に良かったと思います。

今後の展開

とにかく、減量しなければなりません。
そのためには、禁酒が絶対条件です。
揚げ物も厳禁!
肉やパスタ、パンを控えめに!
ダイエット、ダイエット

最近、健康番組で「うそつき」呼ばわりされているスキンヘッドの某お笑いタレントさんのように、お医者さんに怒られないように精進しなければなりません!

CPAP

そんなわけで、今回、めでたく(?)CPAPのレンタル治療となりました。
私の場合は、鼻の通気は良いとのことで、マスクではなく鼻に差しこむタイプ(故・三遊亭歌丸師匠のような管タイプ)を使用し、顎が開かなくなるようにベルトで固定する内容となりました。

CPAPの使用については、後日、業者から連絡が入り使用説明を受けた後にレンタル開始となるようですが、レンタル料金は今日から発生するという不可解な会計になりました。
1回の診察で3ヶ月間は保険適用でレンタルできるそうですが、次回の診察までに3ヶ月以上空いてしまった場合は、その分が自費となり、1ヶ月で1万円以上の出費となるらしいです。
又、定期的に検査入院の必要もあるようで、早ければ3か月後から保険適用で検査が受けられると説明されました。
CPAPは、あくまで治療というスタンスでレンタルをするもののようです。

ちなみに、今回の診療費は、鼻腔通気検査とCPAPのレンタル代金(2か月分:前払い)が加算されて8,470円でした。

最後になりますが、家族から睡眠時無呼吸を指摘されている人は、絶対に医療機関で検査を受けることをお勧めします。
私のように、自分で思っているよりも症状が悪かったら大変です。
まさか、重症基準値の2倍の数値なんて、自分でも思っていませんでしたから!!