いびき

【睡眠時無呼吸症候群】検査入院の結果は?驚愕の呼吸器科再診記

睡眠時無呼吸症候群の検査入院から1週間経ちました。
今日は、診察結果が出る日です。
さて、結果は!?

鼻呼吸の検査

診察予約の1時間半前に生理学検査室で、鼻呼吸の検査が行われました。
片方の鼻に栓をし、鼻と口を覆うマスクを着けて深呼吸をして、鼻呼吸の状況を計測する検査です。

今朝はこの秋一番の冷え込みで、若干鼻づまり気味だったため、朝から「ナザール」をシュッとしたおかげで、鼻の通りは絶好調!
張り切って、検査に挑みました。

最初に、念のためにティッシュで鼻をかまされて、左の鼻にシリコン製の栓をグイっと奥まで突っ込まれました。
栓をつめた鼻から空気が漏れたら、正確な検査ができないそうです。
マスクも顔にグイっと押し当てて、脇から空気が入らないように密着させます。
口呼吸も禁止です。

担当者の「ハイ、吸って!吐いて!」の声にあわせて呼吸をします。
すると、目の前にS字状にデーターが表示されます。
何度も、同じことを繰り返します。
「もっと吸って!」と言うので、「何でかな~?」と思ったら、私の場合、吸う量が浅いらしいのです。


空気を肺ではなくお腹に入れるように意識して吸ったら、やっと担当者も満足してくれたようで「そーうです!それでOKです!」とご機嫌の様子。
その調子で、左右交互に片方に、それぞれ5分程度を検査するので、いい加減に飽きてしまいました。
その後、呼吸器科の待合で診察待ちです。

再診

診察開始は9:00なのですが、担当の先生は人気があり混んでいるので、8:30頃から審査を開始してくれていました。
おかげで、9:30の予約でしたが、8:50分に診察室へ通されました。

診察結果は?

呼吸器科医師
呼吸器科医師
旦那ぽんさんは、重度の睡眠障害です。
だんなぽん
だんなぽん
え?重度ですか!?

思わず、CPAP確定か?とワクワクしましたが、現実はそんなものではありませんでした。

呼吸器科医師
呼吸器科医師
無呼吸は鼻づまりの人が多いのですが、旦那ぽんさんは鼻の通りは良好です。
だんなぽん
だんなぽん
心の声:やった!ナザールのおかげじゃ!!
呼吸器科医師
呼吸器科医師
ということは、原因はハッキリしています。
肥満です!!(キッパリ!!)
だんなぽん
だんなぽん
は・・はい・・

その後、お酒は飲みますか?運動はしていますか?タバコは?などなど
生活習慣について色々と聞かれました。

呼吸器科医師
呼吸器科医師
ほほう!それは贅沢病ですね~
だんなぽん
だんなぽん
お恥ずかしい・・
呼吸器科医師
呼吸器科医師
身長と体重は?
だんなぽん
だんなぽん
165cm、84kgです。
呼吸器科医師
呼吸器科医師
それはイカンですね~
70kgまで痩せないと・・・
肉や揚げ物、酒、パスタは太ります。
雑穀米や魚を食べるようにしてください。

旦那ぽんの好物が全滅じゃ・・
しかし、事態は、そんなに甘くありませんでした。

驚愕の検査数値

先生が検査結果のコピーを下さいました。
まず、終夜睡眠ポリグラフ結果報告の結果です。

睡眠の状態

293分の睡眠で睡眠効率が55.3%、1時間当たり33.8回の覚醒反応が記録されていました。
1時間に約40回もの覚醒反応って、1分30秒ごとに目が覚めているってことですか!?

更に、結果報告書には、睡眠の質が表になっていました。

旦那ぽんの睡眠の質 健常者の睡眠の質
REM 11.9% 20~25%
NREM stage N1 56.8% 5~10%
NREM stage N2 30.9% 50%
NREM stage N3 0.3% 20~25%

レム睡眠とノンレム睡眠

睡眠の状態には、レム睡眠とノンレム睡眠があるのはご存知だと思います。
レム睡眠とは、脳が活動している状態(眼球が動いている状態)の「浅い睡眠」です。
一般的に、夢を見るのはレム睡眠状態が多いそうです。
ノンレム睡眠は、脳が活動を休止した状態(眼球が停止した状態)の「深い睡眠」で、別名、「脳の睡眠」とも呼ばれています。
体温が下がり、呼吸や脈拍も落ち着いて血圧も下がります。
ノンレム睡眠にはステージ1(N1)からステージ4(N4)までの4段階があって、ステージ4が一番深い睡眠と定義づけされています。

さて、それに基づいて睡眠の質を見ていきましょう。
レム睡眠は、健常者の半分の数値です。
脳は、一般の人より休んでいるようですね。
ノンレム睡眠のステージが健常者の5~10倍で、ステージ2と3が少ないです。
ステージ2で健常者の60%、ステージ3はたったの3%しかありません。
このデーターから得られた結論は「脳は休んでいるけれど眠りが超浅い」ということになります。
どうりで、いくら寝ても寝足りないはずです・・・

呼吸の状態

報告書には、睡眠の質に続いて「呼吸の状態」についての報告もありました。
そこには、更に驚くべき数値が!!

無呼吸の回数:229回
低呼吸の回数:79回
1時間当たりの無呼吸低呼吸の回数:63.1回

無呼吸とは、睡眠中に10秒以上呼吸が止まることを言います。
呼吸が浅い場合が低呼吸です。
睡眠時無呼吸の定義は一晩(7時間)の睡眠中に無呼吸が30回以上発症するか、1時間の睡眠中に無呼吸や低呼吸を5回以上発症する場合とされています。

だんなぽん
だんなぽん
この基準を余裕でクリア!!

そんなこと言っている場合じゃありません!!
最も長い無呼吸の時間:98秒
最も長い低呼吸の時間:57秒

だんなぽん
だんなぽん
うわっ!!
息止め1分38秒って、素潜りレベルじゃん!!

更に、血中酸素飽和濃度の状態が!?
睡眠中の平均値:94%
最低値:69%
90%以上の割合:90.1%

呼吸器科医師
呼吸器科医師
これじゃ、突然死をしても不思議じゃありませんよ
だんなぽん
だんなぽん
がーーん!!

更に、旦那ぽんのピンチは続くのでした・・・