いびき

【いびき治療】呼吸器外来受診記録その2【合併症の恐怖とは?】

おはようございます、旦那ぽんです。
昨日の呼吸器外来受診レポートの続編です。
先生が説明して下さった、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の合併症からです。

危惧される合併症

SASにより睡眠中に呼吸が止まることによって、低酸素血症や高炭酸ガス血症を発症します。
これらは、高い確率で合併症生活習慣病を引き起こす原因となることが報告されています。

以前にも取り上げましたが、SASによる合併症には、高血圧、多血症、不整脈、虚血性心疾患、心不全、脳血管障害、糖尿病、肺高血圧症、インポテンツなどがあります。
SASでない健康な人がこれらの病気を発症するリスクを【1倍】とすると、SAS患者は、糖尿病【1.5倍】、高血圧【2倍】、心疾患【3倍】、脳血管障害【4倍】にも拡大してしまうと言われています。

近年、話題になっている事として、運転中に発症する心臓発作や脳梗塞などによる交通事故がありますが、SASが原因となる生活習慣病も、少なからず含まれていると考えられます。
更に睡眠障害による居眠り事故も、最近多くニュースなどで取り上げられるようになりました。
そこで、改正道路交通法では「自動車運転に危険を及ぼすリスクがある病気」の中に「重度の睡眠障害」も取り入れました。
これにより、「重度な睡眠障害」と判断された運転免許所有者は、免許の更新ができなくなったり、免許取消しになる可能性がでてきました。

睡眠中に呼吸が止まるという症状だけで、これだけのリスクがあるのです。
自分が生活習慣病になるだけなら自己責任で片付けられますが、他人を巻き込んだ事故の危険がある場合は、もはや『社会悪』なのです。

SASと高血圧

高血圧の原因として解明されている病気には、腎臓疾患があります。
しかし、高血圧患者の中で腎臓疾患が原因の割合は、たったの5%です。
残りの95%は原因が明確でない高血圧ですが、この中でSASを発症している患者は30~60%という研究結果があります。
一方で、SAS患者の中で高血圧を発症している割合は50~90%と高いことが報告されています。
このデーターからも、SASと高血圧は密接に関係していることが分かりますね。

以前にも取り上げましたが、SASと高血圧の関係を再確認してみましょう。

【SASで高血圧を発症するメカニズム】

① 就寝中に無呼吸を発症する。

② 息苦しくなり、脳が目覚めてしまうことにより交感神経が活発に活動しはじめる。
(呼吸を再開するために交感神経が働く)

③ SASで喉が塞がった状態になると、息を吸おうとしても空気が入って来なくなるので肺の内部が陰圧になって、静脈の血流が多くなる。

SASを発症していない人は、高血圧であっても夜間に息苦しさで、目が覚めることはないので、交感神経は休んだ状態で安定しています。
しかし、SAS患者は、就寝中に何回も「無呼吸 → 再呼吸」を繰り返すために交感神経が常に活動状態になってしまい、その状態が日中まで引きずられることによって、日中も血圧が下がらない状態になるのです。
この状態が続くことで慢性的な高血圧を発症します。

高血圧は血液を送り出す圧力が高くなるわけですから、動脈の血管壁に高い圧力がかかり続けて内壁がキズついてしまいます。
そこへコレステロールが付着して血管壁が固くなり動脈硬化を発症したり、血管内部が狭くなることで脳梗塞や心疾患を誘発することになるのです。
このように、高血圧は様々な生活習慣病を引き起こす原因となります。

ですから、
『SAS → 高血圧 →合併症(生活習慣病)』
という図式ができあがるのです。

SAS検査の流れ

それでは、先生が説明して下さったSAS検査~診断までの流れをご紹介します。

 

①問診・スクリーニング
まず、現在の生活習慣や症状についての聞き取りが行われます。
私の場合は、以下のようなアンケート形式で合計点を評価されました。

②簡易型検査(自宅で行う検査)
病院から検査器具(睡眠評価装置)を借りて、自宅で検査をします。
睡眠中の呼吸の状態(口鼻の気流、いびき音)と血液中の酸素飽和度を同時に測定して、無呼吸状態や低呼吸状態の有無を診断します。
ここで好ましくないデーター値が出ると、精密型検査が必要となります。

③精密型検査(1泊2日の入院検査)
入院して身体の各部にセンサーを取り付け、睡眠の深さや質を測定する検査です。
測定する内容は、以下の項目があります。

【測定項目】

頭:脳波
顎:筋電図
鼻:口鼻の気流
腹:腹部の動き
足:脚部の動き
目の周囲:眼球運動
喉:いびき音
胸:心電図・胸部の動き
指:血中酸素飽和度

以上の検査で、SASと判断されると本格的な治療が始まります。

旦那ぽんの入院プラン

入院のスケジュールを立て、その内容を簡単に説明されました。

だんなぽん
だんなぽん
え!?
自宅検査なしに、いきなり入院検査ですか?
呼吸器科の先生
呼吸器科の先生
自宅検査の費用が勿体ないですから。
だんなぽん
だんなぽん
ということは、自宅検査で解決しないのは決定なのですね?
(先生の経験から、私の体型を見て判断されたようです・・・)

病室は個室ですが、検査のためなので「差額ベッド料金」は発生しません
検査では数多くのセンサーを付けるために、病院での入浴はできませんから、自宅でお風呂は済ませてくるようにと指示がありました。
当日は、16:00までに入院手続きを済ませて病室へ案内されます。
18:00頃に夕食を済ませてから、検査のためのセンサーを付けていくそうです。
20:00までに完了する予定だそうなので、結構、手間がかかるようです。
病室内にトイレがあるので、就寝中も用を足すことはできます。
翌朝、目覚めたらナースコールで看護師さんを呼んで、検査器具を外してもらって退院という段取りです。

検査費用は、大よそ3万円程度だそうです。
お世話になる病院は、入院時の保証金が5万円かかるので、退院時はそこから清算ということになります。
これで、SASが改善するかも?と思うと期待が大きいです。
入院は来週の月曜日なので、今からワクワクしています。

ちなみに、今回の費用は220円でした。