健康

【狭心症は治る?】入院期間や費用はどれくらい?【手術体験記】

はじめに

こんにちは、旦那ぽんです。
実は、私は結構な入院歴の持ち主でして、骨折に始まり、狭心症、不整脈、大腸がん、腎臓がんなどを経験しております。
幸いなことに全て完治しましたが、現在は初期の前立腺がんを患っております。

これらの病気に悩んでいる人や治療中の人の参考になればと思い、不定期ですが入院体験記を書きたいと思います。

狭心症とは?

狭心症は、心臓の冠動脈が何らかの原因で狭くなることで、一時的な血液の供給不足になることで発症します。
その症状は人によって異なりますが、息切れ、胸部の不快感や圧迫感、左上腕部のだるさや痛み、歯や顎の痛みなどがあります。
又、稀に胸やけのような消化器疾患のような症状も現れることがあり、私の場合はまさにコレでした。
これらの症状は15分程度続きますが、安静にしていると発作は治まります。
又、ニトログリセリンのような硝酸薬を舌下に含んで溶かしていくことで、早く症状を緩和することができます。

狭心症は医学的には『虚血性心疾患』に分類されるのですが、このカテゴリーには心筋梗塞も含まれます。
狭心症は一時的な血流障害ですが、心筋梗塞は冠動脈が塞がってしまうことにより血液が流れなくなってしまう病気です。
血流が止まることで心臓の筋肉が壊死してしまうために、長時間、胸部に激痛が走ったり、吐き気や呼吸困難を発症することもあります。

狭心症の原因

狭心症は冠動脈の内部が狭くなることで発症しますが、その原因は血液中のコレステロールと言われています。
コレステロールが血液と一緒に循環することで血管の内部を傷つけます。
そこへ、どんどんコレステロールが溜まっていき、血管の内部が狭くなり血流を妨げるのです。
コレステロールが溜まった部分は血管が固くなり、動脈硬化になります。

又、高血圧の場合も、動脈に負荷がかかるために血管内部が傷ついてコレステロールが溜まります。
コレステロールが溜まると動脈硬化になり、血液が流れにくくなりますから心臓は更に大きな圧力で血液を送り出そうとします。
つまり、更に血圧があがるということです。

タバコも血管を収縮させる効果がありますから、血圧を上昇させます。
肥満も糖尿病の原因となりますから、血管にダメージをを与えて動脈硬化の原因となります。

このような動脈硬化の原因は、すべて『生活習慣』が原因です。
動脈硬化が進行すると狭心症へ繋がりますので、狭心症の原因は生活習慣にあると言っても過言ではないのです。

私の場合は、肥満、高血圧、喫煙(現在は禁煙してから20年近くになります)というように、「狭心症まっしぐら」な生活を送っていたので、狭心症になるのも無理はありませんでしたね・・・

旦那ぽんの場合

私の発作は、1年に1回、あるかないかという頻度だったので、重大なこととは思っていませんでした。
発作が起きた時の症状は、胃が異常に動き出したような感じがして心拍数が上がり、動悸が激しくなり脂汗がダラダラと出始め、時には吐き気にも襲われました。
高校生の頃に急性胃腸炎になったこともあり、胃が弱いことは自覚していましたから、自分では胃炎だと思って、その都度、胃薬を飲んでいました。

ところが、いい歳になり公的機関の健康診断のお誘いを受けるようになって、病院で検査をしていただいたところ、心電図に異常な波形があると言われて。専門科の検査を受けることになりました。

検査は『運動負荷心電図』という方法で、ベルトコンベアの上を早歩きに近い速さで歩いたり休んだりを繰り返し心電図で計測する『トレッドミル』という方法で行われました。
検査結果は、狭心症で手術が必要という診断でした。

狭心症の手術とは?

担当のお医者さんは、「1日も早く手術をしないと大変だよ!」と過激な発言をされました。
「ええー!」
そんな命に係わる大手術なら、長期入院しなければならない!?
ちょっと待って!
専門学校の授業に穴を開けるわけには・・・

と思っていましたが、2泊3日の心臓カテーテル検査で患部が見つかったら、そのままステントを入れて拡張するという内容です。
麻酔は部分麻酔なので、手術中も意識は普段と同じようにハッキリしています。
担当のお医者さんが冗談好きなので、手術中はお医者さんが言ったギャクをスルーしないように気を使いながら横になっていたほど、苦痛もなく手術は終わりました。

手術後は頑丈な風船をベルトできつく止めるだけの止血なので、縫合などはありません。
出血さえ止まれば問題はないので、病院によっては日帰り手術も可能なようです。
私の場合は、入院して翌日に手術、その翌日に止血ベルトを外して退院だったので、2泊3日というスケジュールになりました。

手術が成功して全てが終わったかというと、そうではありません。
その後も、血液がドロドロになって詰まらないようにするために、『バイアスピリン』という血液をサラサラにする薬を飲んでいます。
これは、一生、服用を続けなければ、又、狭心症を発症するらしいです。

請求書を見てビックリ!

さて、退院の日を迎え、会計担当者が届けてくれた請求書を見てビックリ!!
その金額が、40万円以上だったのです!!

ぎょえええ!!
こんなに払えない!!
慌てて、入退院課に駆け込んで請求書を見せて、「これ、計算間違いじゃないんですか!?」と聞いたところ、担当の方が高額医療制度の説明をしてくれました。

結局、制度が適用されて84,800円の支払いで済みましたが、一時は違う意味で心臓発作が起きそうになりました。
それにしても、健康保険に加入していて良かったと心から実感できた入院体験でした。