こんにちは、旦那ぽんです。
昨日はアデランスで「製品(かつら)」を作るまでのお話でしたが、ここからは作った後の悩み編です。
男性用かつらの価格は?
私は全部で3個のかつらを作りました。
最初の2個は増毛開始時にまとめて組んだ270万円のローンで賄いましたが、後に3個目を作った際に払った代金が70万円だったと思います。
つまり、私のかつらライフは、かつらとして残った人工毛は140万円分(70万円×2個)で、残りの130万円はカットされ廃棄処分となったわけです。
増毛かかつらか決めかねている人がいましたら、絶対にかつらを作ることをおすすめします。
今だから言えますが、増毛は本当にお金を無駄にしていると実感しています。増毛よりは、かつらの方が長く使えますからね。
男性用かつらの手入れ法
かつらは頭皮に触れていますから、汗や皮脂で汚れます。
アデランスの構造は、メッシュ状のベースに人工毛が編みつけてあり、取り付けピンを固定する部分は樹脂で土台ができています。
汗や皮脂は塩分や脂ですから、頭皮汚れを付着したままにしておくと、特に樹脂の部分が傷んできます。
樹脂部分を長持ちさせるには、2日に1度はクリーニングが必要になります。
【クリーニングの手順】
- ぬるま湯に所定の量の専用クリーナーを溶かし入れる。
- ぬるま湯に「製品」を入れ数分間(何分だったかは正確には覚えていません)浸す。
その際、軽く手で押し洗いをすると良い。 - ぬるま湯で良くすすぐ。
- 乾いたタオルで水気を拭き取る。
- ぬるま湯に専用リンスを溶かし入れる。
- 「製品」を入れて数分間浸す。
- 軽くぬるま湯ですすぐ。
- 乾いたタオルで水気を拭き取り、専用ドライヤーで乾燥する。
ドライヤーが無い場合は、自然乾燥する。 - ブラッシング用スプレー(又はミスト)を吹き付け、逆毛を立てるようにブラッシング。
- 最後に通常方向に軽くブラッシングをして完成。
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【注意】
- 人工毛は熱に弱いので、一般のドライヤーを使うのは危険。
- ブラッシングによる摩擦や静電気を防止するためには、専用スプレーやミスト不可欠。
もはや、自毛より手入れが大変です。
シラフの時は良いのですが、酔っぱらって帰った時にはかなり面倒くさいです。又、焼き肉を食べに行った日は、必ずクリーニングが必要になります。
男性用かつらも消耗品
長く使えると言っても、形あるものは全て劣化していきます。男性用かつらも永遠に使えるものではありません。これだけ気を使って使用していても、痛んできます。

特に私の場合、バイク通勤でしたからヘルメットをかぶらなければなりません。
かつらを取ってからヘルメットをかぶって移動をして、着いた先で人目に触れないようにヘルメットのままトイレへ駆け込み、個室の中でヘルメットを脱いでかつらを装着してみましたが、カバンに入れていたかつらはペッタンコになっていて、不自然さは隠せません。
そうかといって、かつらをつけたままヘルメットをかぶると5ケ所に取り付けられた固定ピンが出っ張っているので痛いです。
何より、ヘルメットを脱ぐとき、一緒に外れそうなので、人前でヘルメットを脱ぐことができません。
そこで取った方法は、一回り大きめのヘルメット(ズラメットと命名)を買い、脱ぐときに外れないようにタオルで頬被りをしてから、ズラメットを装着するという手段です。
ズラメットを脱ぐときは、タオルを顎の下で引っ張っていればかつらは外れません。
この方法で頑張ってみましたが、1年後には人工毛はチリチリした「くせ毛」のようになってしまいました。
男性用かつらは人間用シャンプーで洗ってはいけない
チリチリ毛になってしまった「メット用かつら」を何とかしようと思い、人間用の高級シャンプーでクリーニングしてみました。
すると!?
ヤバイことに、樹脂のベース部分が崩壊し始めました。
高かったのに・・・。
結局、「メット用かつら」くんは、1万円で下取り扱いとなり、新規のかつらを作ることになってしまいました。
これが、70万円の3号機(後に新参者と命名)です。
アデランスの修理代
「メット用かつら」くんは引退しましたが、同時に作った「同期のかつら」くんは残っています。
そうはいっても、所詮、同時期に作った製品なので、こちらの方も傷んでいます。
樹脂の土台があちこちヒビ割れてきたので、「同期のかつら」君も修理です。
修理代は、何と7万円!!
固定用のピンを付け替えるのに1個1000円なので、合計で5000円!樹脂部分の修理で65,000円という見積もりです。
と思いましたが、「メット用かつら」くんのように崩壊する前に手当てをしなければイカンと考え、お願いすることにしました。
戻ってきた「同期のかつら」くんの状態を見てビックリ!!
なにこれ!?
ベース部分にクリアなボンドを塗りつけてあるだけじゃん!
このボンドなら、ホームセンターで売っているクリアボンドで代用できそう!
※いずれお話ししますが、新参者(3個めのかつら)はコレで自力修理しました。
何だか、またまた、ボッタクられた感じは否めませんでした。
男性用かつらにまつわる話は、まだまだ続きます。
明日は、いよいよ、嫁にんが登場します。