健康

魚の目の原因は?手の指にもできるって本当?20年目の真実とは?

魚の目との出会い

私は中学生くらいのときに「魚の目」がたくさんできてしまい、とても悩んでいたことがあります。

痛みよりも恥ずかしいほうが勝っていました。

思春期真っ盛りですし、家がとても貧乏だったため気安く病院に連れて行ってほしいとも言えず、市販されている魚の目パッチにすがるしかありませんでした。

しかし魚の目パッチで治ることはなく、白くふやけるだけで、絆創膏を剥した時の特有のくさい臭いがたまらなく嫌でした。

ふやけた状態の魚の目をカッターでこそいだこともありましたが、逆効果となりどんどん大きくなってしまったこともあります。

そもそも魚の目って何が原因でできてしまうのでしょうか?

20年以上の時を経て、原因を探ってみようと思います。

20年経って明らかになった魚の目の真実

魚の目ができる原因は…

  • 足に合わない靴を履いている
  • 歩き方に変なクセがついている
  • 姿勢の悪さから重心が偏っている

などが主な原因とされています。

当時の自分を思い返すと、いずれも該当していると思います。

しかし、魚の目は基本的に大人の足の裏にできるらしく、当時の私は子供でかつ、足の裏だけでなく手の指にもできていました。

何かおかしい…。

と、いうことで詳しく調べてみたところ、私の魚の目は魚の目ではなく尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)というウイルス性の疣贅(イボ)だった可能性が浮上してきました。

尋常性疣贅の症状を調べてみたら、痛みはないことが多く(たしかに中心を強く押したりしない限りあまり痛くなった気がします)、小さいものは魚の目そっくりと書かれているではありませんか…!

しかも「放置していると大きくなったり、数が増えることもある」とありましたので、まさに尋常性疣贅の症状と合致します。

魚の目パッチじゃ治らないわけです。

ウイルス性イボの原因

ウイルス性のイボ(尋常性疣贅)はウイルスの一種が皮膚に感染してイボができるという病気です。

小さな傷からウイルスが皮膚に入り込むことで発症すると言われているので、どこの部位でもイボができる可能性があり、特に手足にできることが多いようです。

魚の目もといウイルス性のイボが治った理由は?

ある日ふと足や手を見ると、イボが治っていることに気が付きました。

ウイルス性のイボが治った理由、正直分かりません。

ウイルス性のイボは自然治癒することもあるようですし、年齢が上がるにつれ罹患率が下がるそうなので、たまたまそういう時期だったのかもしれません。

ただその時期、修学旅行で京都・奈良に行く機会があったのです。

私はお腹が痛い時と、ドラクエやFFで全滅しかけている時にモンスターに遭遇したくないという時くらいしか神頼みはしないのですが、行く先々のお寺さんで必死で魚の目が治るようお願いしていました。(他の子たちは恋愛成就とか、受験に合格したいとかを願っているだろうに魚の目の治療を懇願する女子中学生…)

そのため、今の今まで神頼みが功を奏した!とずっとガチで思っていました

20年を経て、魚の目じゃなくウイルス性のイボだったことが発覚し、治った理由もなんとなくわかってしまって少し残念な気持ちがありますが、治った理由が分かり納得出来た部分もあります。

今の時代、何かわからないことがあればすぐにインターネットで調べることができますが、当時はまだインターネットは普及しておらず、携帯電話もごく一部の人しか持っていなかった時代です。(ポケベル全盛期)

情報が多過ぎたり、嘘の情報も紛れていたりするので、情報の真偽を見極めるのは大変ですが、自分で調べることができるって本当に便利な世の中だなぁ…としみじみ思いました。

そうか…魚の目じゃなかったのか…。

そんなわけで、子供の手足にできる魚の目のようなイボはウイルス性のイボである可能性がありますので、魚の目だと思いこむのではなく、まずは一度皮膚科へ受診しましょう!